ユウミョウショウジンノヒジリ

勇猛精進の聖

鈴木正三の仏教思想
加藤みち子 著
ISBN 978-4-585-05437-5 Cコード 3015
刊行年月 2009年12月 判型・製本 A5判・上製 276 頁
キーワード 伝記,仏教,思想,近世

定価:7,480円
(本体 6,800円) ポイント:204pt

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書籍の詳細

江戸時代初頭「二王禅」という特異な禅を説いた鈴木正三。
彼の仏教者としての思想的背景はどのようなものであったのか?
従来「武士」という前歴が強調されてきた正三の仏教思想を、民間仏教者「聖」の系譜に位置づけ、その著作や資料の詳細な読み解きにより、思想・実践の両面から再検討する。

 

 

目次
序 章 本論の構想/鈴木正三の生涯と著作、研究史

第一部 勇猛精進への帰依
勇猛精進の仏と一仏の徳用(勇猛精進の仏/一仏の徳用/衆生の所作はいつでも仏の徳用か)
一心と勇猛心(一心/勇猛心)

第二部 勇猛精進の聖
勇猛精進の修行―二王禅と機(気)(二王禅とは何か/機(気)の修行論)
勇猛精進の出家、戒律理解(出家遁世/沙彌戒受戒/正三における禅門の意味/正三の戒律理解)
勇猛精進の仏境界(祖師批判と何ともならぬもの/成仏、仏境界/機(気)の円満せる位と機(気)転)
勇猛精進の鎮魂―「弔」をめぐって(鎮魂慰霊活動/「弔」われるもの/「弔」ということ)

結 論―勇猛精進の聖・鈴木正三

あとがき/参考文献一覧/初出一覧/書名索引/人名索引/事項索引

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