アジア遊学247
イドウスルメディアトプロパガンダ

移動するメディアとプロパガンダ

日中戦争期から戦後にかけての大衆芸術
西村正男・星野幸代 編
ISBN 978-4-585-22713-7 Cコード 1320
刊行年月 2020年4月 判型・製本 A5判・並製 224 頁
キーワード 文化史,社会学,中国,東アジア,近現代

定価:3,080円
(本体 2,800円) ポイント:84pt

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書籍の詳細

戦中から戦後にかけて、映画、音楽、漫画、舞踊といったヴィジュアル的で、パフォーマンス性の高い芸術は、作り手や演者が媒体(メディア)として移動するために、政治的・文化的なプロパガンダとして効果的であった。
こうした芸術の担い手たちは、いかなる動機で、あるいは誰との関係によってどこへ移動したのか。また何を移動させ、その効果はどうであったか。さらに彼ら・彼女らはどのような運命をたどったのか。
本書は「プロパガンダ芸術=移動するメディア」と、それを担った個人の思惑や彼らを動かした歴史・社会的な動態との関連を、さまざまな人間模様を通して活写する。

 

 

目次
カラー口絵
地図
目次

はじめに 「日中戦争下の芸術家群像」から移動する身体芸術プロパガンダ研究へ 星野幸代

序論 抗日期の文化人たち 阿部幸夫

第一部 映画製作―投影された隠し画
「狂乱」と「新生」―娯楽映画から灰色上海まで 王騰飛(訳:榊原真理子)
『狼火は上海に揚る』から『春江遺恨』へ 邵迎建
日本占領下における華北映画について―華北電影股份有限公司の文化映画・ニュース映画を中心に 張新民
小型映写機という戦争プロパガンダ装置 楊韜

第二部 身体芸術プロパガンダ―横溢する美
プロパガンダと装飾芸術―張光宇『西遊漫記』をめぐって 城山拓也
音楽プロパガンダにおける「差異」と「擬態」―戦時下日本の「満支」をめぐって 葛西周
南方「皇軍」慰問―芸能人(アーティスト)という身体メディア 星野幸代

第三部 日中ポピュラー文化の戦後への延伸
戦後日本における中国古典の映画化―日本・大陸・香港・東南アジアに跨る大衆文化の記憶 晏妮
戦後における李香蘭と二人の後継者―胡美芳と葛蘭 西村正男
中国語映画の「戦後」―女優李麗華とその主演作品を中心に 韓燕麗

付録 用語集

あとがき 西村正男
プロフィール

西村正男(にしむら・まさお)
関西学院大学社会学部教授。専門は中国語圏の文学・メディア文化史。
訳書に郭強生『惑郷の人』(あるむ、2018年)、主な論文に「混淆・越境・オリエンタリズム―「玫瑰玫瑰我愛你(Rose, Rose, I Love You)」の原曲とカヴァー・ヴァージョンをめぐって」『越境する中国文学―新たな冒険を求めて』(東方書店、2018年)、「日本ロック創成期に中国系音楽家が果たした役割」(『野草』97号、2016年)、「神戸華僑作曲家・梁楽音と戦時上海の流行音楽」『アジア遊学183 上海租界の劇場文化』(勉誠出版、2015年)などがある。

星野幸代(ほしの・ゆきよ)
名古屋大学大学院人文学研究科教授。専門は中国文学、中台日比較舞踊史。
主な著書に『日中戦争下のモダンダンス―交錯するプロパガンダ』(汲古書院、2018年)、『越境する中国文学―新たな冒険を求めて』(共著、東方書店、2018年)、『女性と闘争―雑誌「女人芸術」と一九三〇年前後の文化生産』(共著、青弓社、2019年)などがある。

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