ワギリノエドブンカシ

輪切りの江戸文化史

この一年に何が起こったか?
鈴木健一 編
ISBN 978-4-585-22220-0 Cコード 1021
刊行年月 2018年10月 判型・製本 四六判・並製 384 頁
キーワード 古典,日本史,江戸,近世

定価:3,520円
(本体 3,200円) ポイント:96pt

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書籍の詳細
江戸時代って長くてわかりづらい…
250年を輪切りにすると、江戸時代が鮮やかに見えてくる!

江戸幕府の始まりから幕末明治まで、節目の年を選び出し、文学・風俗・美術・宗教・政治など、多様な切り口で、わかりやすく解説。
江戸時代を大摑みできる画期的入門書!

 

 

目次
はじめに―歴史を輪切りにする試み

寛永十三年(1636)―時代の始まりの熱気と気品 鈴木健一
万治三年(1660)―文化的インフラ整備期 大山和哉
寛文十三年(1673)―転換期の豊穣 河村瑛子
元禄十四年(1701)―中世の終焉 西田正宏
享保十六年(1732)―復古と革新 江戸時代の折り返し地点 深沢了子
元文三年(1738)―大嘗会の再興と上方文化の終焉 田代一葉
宝暦十三年(1763)―繋ぎ転換していく節目の年 杉田昌彦
明和五年(1768)―上方の成熟、江戸の胎動 高野奈未
天明八年(1788)―天変地異と文化の転換 田中康二
寛政二年(1790)―社会の綻びへの対処と文芸の変質 関原彩
文化五年(1808)―異国情報と尚古 知のダイナミズム 有澤知世
文政八年(1825)―爛熟する庶民文化が示す江戸の深奥 門脇大
嘉永六年(1853)―内から外へとひらかれる視点 奥野美友紀
明治元年(1868)―政治・文化の解体と再構築 田中仁
明治二十年(1887)―大量即製時代のはじまり 磯部敦

あとがき
執筆者一覧
プロフィール

鈴木健一(すずき・けんいち)
1960年生まれ。学習院大学文学部教授。専門は近世の和歌・漢詩・古典学。
著書に『古典注釈入門 歴史と技法』(岩波書店、2014年)、『天皇と和歌 国見と儀礼の一五〇〇年』(講談社、2017年)などがある。

書評・関連書等

★広告情報
・「朝日新聞」(2018年10月6日)に全5段広告を掲載しました。
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