カートは空です。
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首都ローマに物資を補給するための重要拠点であり、地中海世界の各地から多くのモノとヒトが流れ込んだ港湾都市オスティア・アンティカ。ネットワークの結束点でありながら、いまだその全貌が明らかになっていない都市を、建築、経済、社会、宗教、美術、住環境といった様々な観点から調査。3Dレーザー測量や、考古学的調査、壁に記された文字の解読など、残された史料を復元することで、古代ローマの都市の構造や人々の生活を明らかにする。
坂口明(さかぐち・あきら)日本大学文理学部史学科教授。専門は西洋史(古代ローマ)。主な論文に、「いわゆる「葬儀組合」について」(『西洋古典学研究』50、2002年)、「支配の果実と代償-ローマ奴隷制社会論」(岩波講座『世界歴史』4、1998年)、翻訳に『ローマ帝国社会経済史』 (M.ロストフツェフ、東洋経済新報社、2001年)などがある。豊田浩志(とよた・こうじ)上智大学文学部史学科教授。主な著書に、『キリスト教の興隆とローマ帝国』(南窓社、1994年)、ピエトロ・ザンデル『バチカン サンピエトロ大聖堂下のネクロポリス』(共訳、上智大学出版、2011年)、『モノとヒトの新史料学』(編著、勉誠出版、2016年)などがある。