シーハイクノヒトビト

西海固の人々

中国最貧地区に住む回族の暮らし
石舒清 著/王征 写真/徳間佳信 訳
ISBN 978-4-585-23030-4 Cコード 0039
刊行年月 2014年9月 判型・製本 四六判・上製 384 頁
キーワード 現代社会,民族学,中国,イスラム,東アジア

定価:3,520円
(本体 3,200円) ポイント:96pt

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書籍の詳細
魯迅賞作家と金路賞写真家による、貧しい故郷への熱い賛歌

夏は猛暑、冬は極寒。土地は砂漠化し、降雨に恵まれないのに、農業以外の産業らしい産業がない。中国政府に「国家級貧国地区」と認定された、不毛の地に生きる中国最大のムスリム(イスラム教徒)民族集団・「回族」。巨大な帝国「中国」の抱える貧困問題や民族間の軋轢にさらされながら、感情豊かに、たくましく生きる人々の姿を、70枚の写真とエッセイで紡ぐ。


*「西海固(シーハイク)」とは…
中国のほぼ中央、寧夏回族自治区南部の地域。この一帯は、「国家級貧国地区」とされ、そこに住まう人々は、半砂漠のなかで、過酷な生活を送っている。

*「回族」とは…
イスラム教を信仰する中国第二位の人口を誇る少数民族。そのルーツは7世紀に交易に来たアラビアやペルシャの人々といわれるが、その後の長い年月の間に漢民族と通婚し、現在では外見・言語上ともに、漢族とほぼ区別がつかなくなっている。しかしながら、イスラム教徒としての信仰と、関連した独自の習俗を持つ故に、漢民族との衝突も少なくない。

 

 

目次
第1部 母なる大地
乾いた海/髪菜狩り/昔ながらの家/生きる/母なる大地/少年時代/村の中庭/土遊び/貧しい子どもの楽しみ/吊村/塀を打つ/手にした縄/日々を繕う/鶏に餌をやる少年/水の問題/水の穴蔵/生活小品/四人の子ども/帰り途/甘草を掘る娘たち/古くて静かな屋敷

第2部 すぐに萎れる花
手を引いて/米麺夫妻/しきたり/ロバで往診/セーターを編む老人/田舎の医者/村の有能者/見られる/門のない家/いさかい/従順な人/ある種の表情/古い家/モデルたち/ロバに乗るしか/お手手、ちょうだい/得がたい笑い/嫁ぐ日/若い嫁/麺をこねる少女/早期の意味/すぐに萎れる花/暮らし/村はずれ/回族の人たち/洗面台/幼い母/生死に連れそう

第3部 澄んだ水と麦の穂
経を聴く/礼拝の思い出/澄んだ水と麦の穂/旅の途次/覗き見/疙瘩山/土のお浄め/慰める者の危さ/修行/衣を着ける/メッカ巡礼/立礼/墓参り/食事を運ぶ/夜の草/香るがごとし/広野の中の敬虔/サングラス/希望のありか
プロフィール

石舒清(シー・シュウチン) 
1969 年、寧夏・海原県生まれ。回族。寧夏作家協会主席。
短篇『水の中のナイフ』で小説選刊賞と第2 回魯迅文学賞を受賞。短篇『清潔な日』『たそがれ』でそれぞれ第7回、第8回十月文学賞を受賞。短篇『果実の庭』で第3回人民文学賞を受賞。『苦土』『陰の力』でそれぞれ第5回、第8回の全国少数民族駿馬賞を受賞。作品はフランス語、日本語、ロシア語に翻訳されている。

王征(ワン・チェン)
1962年、寧夏・西吉県生まれ。回族。中国撮影家協会理事、南京視覚芸術学院客員教授。
『永遠の西海固』により、中国芸術写真界の代表的な賞である金路賞、『集落で働く女性』により、同じく金像賞を受賞したのをはじめ、授賞多数。2000年以来、写真専門各誌より、毎年のようにその年度の最も重要な写真家に選ばれている。

徳間佳信(とくま・よしのぶ)
1952年生まれ。中国当代文学研究者、翻訳家。駒澤大学。

その他

「東京新聞(中日新聞)」(2014年11月2日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:桜木奈央子(フォトグラファー))

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