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永遠なる未知へ。文学から歴史学、人類学、教育学、言語学を横断し、環境人文学における「他者」をめぐる最新の議論と、今後考えるべき問題を提示する。「異なる種」である動物の表象、人間外(ノンヒューマン)存在(そんざい)の表象から、贈与と負債の感情、時間の捉え方など、「他者としての自然」と「人間」の関係性を再考する。梨木香歩、加藤幸子の鼎談も掲載!
野田研一(のだ・けんいち)立教大学名誉教授。主な著書に『交感と表象―ネイチャーライティングとは何か』(松柏社、2003年)、『自然を感じるこころ―ネイチャーライティング入門』(筑摩書房、2007年)、『〈風景〉のアメリカ文化学[シリーズ・アメリカ文化を読む 2]』(編著、ミネルヴァ書房、2011年)、『異文化コミュニケーション学への招待』(共編・鳥飼玖美子他、みすず書房、2011年)、『失われるのは、ぼくらのほうだ―自然・沈黙・他者』(水声社、2016年)などがある。山本洋平(やまもと・ようへい)明治大学理工学部専任講師。立教大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。主な論文に、「剥製の欲望から諸自己の詩学へ―19世紀アメリカ文学における鳥の表象」(野田研一・奥野克巳[編著]『鳥と人間をめぐる思考―環境文学と人類学の対話』勉誠出版、2016年)、「明白ならざる運命―『ウォールデン』における動物表象」(日本ソロー学会編『ソローとアメリカ精神―米文学の源流を求めて』金星堂、2012年)などがある。森田系太郎(もりた・けいたろう)在野研究者。会議通訳者。修士(立教大学[異文化コミュニケーション学])、修士(モントレー国際大学院[翻訳・通訳])、博士(立教大学[社会デザイン学])。主な著書に、East Asian Ecocriticisms: A Critical Reader(共著、Palgrave Macmillan、2013年)、論文に、“Ecological Reflection Begets Ecological Identity Begets Ecological Reflexivity”(立教大学博士論文、2010年)、“Nature Writing Cultivates Ecological Identity: A Case Study of an Environmental NGO in Japan”(『文学と環境』第15号、2012年)などがある。
・「朝日新聞」(2017年5月28日)にて、本書の紹介文が掲載されました。・「週刊読書人」(2017年6月16日)にて、本書の編者(野田研一・奥野克巳)による対談が大きく掲載されました。