コトバ・ホトケ・ズゾウノコウキョウ

ことば・ほとけ・図像の交響

法会・儀礼とアーカイヴ
近本謙介 編
ISBN 978-4-585-31009-9 Cコード 3015
刊行年月 2022年3月 判型・製本 B5判・上製 544 頁
キーワード 美術,仏教,宗教,中国,東アジア

定価:13,200円
(本体 12,000円) ポイント:360pt

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書籍の詳細

人びとの祈りのかたちを表す法会や儀礼は、ことば・ほとけ・図像が統合的に機能する空間のうちに執行されてきた。
唱導や文芸のことば、仏像彫刻やそれを荘厳する寺院空間、図像や絵画、さらには宗教空間で執り行われる法会・儀礼の次第や所作、それらを支える教理・教学―諸種の要素の響き合いにより営まれた法会・儀礼の実際を、寺院に伝持されてきたアーカイヴを紐解くことで明らかにする。
領域横断的・複合的な議論と方法論を示す四部二十三編の論考が奏でる法会・儀礼学の新機軸。

 

 

目次
カラー口絵
緒言 近本謙介

第一部 ことばの響き
 中世日本の唱導におけるほとけとことば―説経師の宗教テクスト・アーカイヴス 阿部泰郎
 信貴山と中世聖徳太子伝 猪瀬千尋
 河内源氏の供養と鎌倉幕府の成立―安居院流唱導の表白を題材として 山野龍太郎
 アーカイヴとしての『扶桑略記』  三好俊徳
 蒙書『上大人』・『上士由山水』と禅師語録における運用について 任占鵬
 『維摩経』をめぐる法会・文芸・芸能―『春日権現験記絵』を視座として 近本謙介

第二部 ほとけの響き
 浄土寺浄土堂の造形と思想 冨島義幸
 宣陽門院の宗教空間におけるほとけとことば―東寺西院御影堂の中世的発展と貞慶の『舎利講式』をめぐって 阿部美香
 儀礼空間に託された信仰のかたち―高野山大伝法院本堂を中心として 郭佳寧
  コラム:『華厳経』を見ること、聞くこと、飲み込むこと―論義における中世僧侶の教理意識とその周辺 野呂靖
 北条時頼の臨終儀礼再考―俊芿・泉涌寺僧請来の宋代仏教儀礼・作法の視点から 西谷功
 通受の背景 大谷由香

第三部 図像の響き
 古代・中世仏教儀礼における造形の役割―行儀・図像・テクスト 泉武夫
 新出の列女伝図、列士伝図について―楚平伯嬴図、聶政図の断片 黒田彰
 十王信仰初期の変容と唱導 荒見泰史
 神奈川県小田原市総世寺所蔵の十王二使者図について 橋本遼太
 立川流『阿字観』とその伝本―仁和寺蔵『五智蔵秘抄』の後半部を伝える聖教をめぐって 海野圭介
 文観房弘真が織りなしたテクストの地平―『御遺告七箇大事』と「三尊合行法」 ラポー・ガエタン
 称名寺素睿本神祇書一結と神道灌頂 高橋悠介

第四部 アーカイヴとの共鳴
 鎮護国家の仏教と列島の景観―仏法・王法相依の儀礼と地域統治 松尾恒一
 民俗社会の信仰と知識―奥三河宗教文献研究の現在 松山由布子
  コラム:「男ノ心」は何と同じか―九華山地蔵寺所蔵文献から 山﨑淳
  史料紹介:壬辰請援第一陣の記録―柳夢鼎の燕行録『壬辰赴京日記』 程永超

  あとがき 近本謙介
  執筆者紹介
プロフィール

近本謙介(ちかもと・けんすけ)
1964年生まれ。名古屋大学人文学研究科教授。専門は中世宗教文芸。
著書に『春日権現験記絵注解』(神戸説話研究会編、和泉書院、2005年・2014年改訂重版)、『天野山金剛寺善本叢刊』第一期・第二巻「因縁・教化」(共編著、勉誠出版、2017年)、『玄奘三蔵―新たなる玄奘像をもとめて』(共編著、勉誠出版、2021年)、『宗教遺産テクスト学の創成』(編著、勉誠出版、2022年)などがある。

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