タイザンショシンノシンコウノテンカイ

泰山諸神の信仰の展開

東岳大帝から碧霞元君へ
二ノ宮聡 著
ISBN 978-4-585-31018-1 Cコード 3014
刊行年月 2024年1月 判型・製本 A5判・上製 296 頁
キーワード 民俗学,宗教,中国,東アジア

定価:8,800円
(本体 8,000円) ポイント:240pt

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書籍の詳細
古来、道教の聖地として崇められ、中国の文化・伝統に多大な影響を与えてきた泰山と、その信仰――。

東岳大帝・碧霞元君などの神々の起源・由来・伝承を整理し、それらの民俗信仰の様相と変遷を考察。また先行調査と実地調査から、泰山諸神の信仰対象の移り変わりと民衆の認識を検討し、明代以降に隆盛する碧霞元君信仰について泰山・北京・大石橋市における廟会の事例を踏まえ、往時と現在の信仰の比較、廟会復興の過程を紹介。参考資料として、現代における廟会の図版を多数掲載。

泰山諸神の信仰状況を歴史的に検討し、広い視点から泰山信仰ひいては中国の民間信仰の一端を明らかにする画期的成果!

 

 

目次
前言

第一章 泰山信仰の変遷―東岳大帝から碧霞元君へ
一、泰山諸神
(一)泰山と東岳大帝
(二)泰山と蒿里山
(三)泰山と岱廟
二、炳霊公信仰
(一)泰山三郎と炳霊公
(二)通俗文学にみられる炳霊公
(三)『封神演義』にみられる炳霊公
三、碧霞元君信仰
(一)碧霞元君の起源と伝承
(二)『醒世姻縁伝』にみられる碧霞元君
小結

第二章 北京の碧霞元君信仰
一、北京と碧霞元君
(一)北京の碧霞元君廟会調査
(二)妙峰山と顧頡剛の調査
(三)香道
(四)文会と武会
(五)丫髻山
(六)天台山
(七)五頂
(八)現在の妙峰山娘娘廟会
二、北京の廟会の現状
(一)廟会の復興と発展
(二)廟会の形式
(三)廟会の現状
小結

第三章 満州の碧霞元君信仰
一、満州と碧霞元君
(一)中国東北地域の碧霞元君信仰
(二)迷鎮山娘娘廟会
(三)迷鎮山と日本人調査
(四)『封神演義』における碧霞元君
(五)迷鎮山娘娘廟会の現状
(六)鳳凰山と北山の娘娘廟会
小結

結語

参考資料
1 妙峰山
2 丫髻山
3 五頂
(1)東頂 (2)西頂 (3)南頂 (4)北頂 (5)中頂
4 岱廟
5 泰山
6 北京春節廟会
(1)円明園 (2)大観園 (3)地壇公園 (4)天壇公園 (5)東岳廟 (6)陶然亭 (7)白雲観 (8)龍潭公園 (9)瑠璃廠 (10)蓮花池 (11)雍和宮 (12)頤和園
7 迷鎮山

後記
プロフィール

二ノ宮聡(にのみや・さとし)
1982年生まれ。北陸大学国際コミュニケーション学部講師。専門は中国の民間信仰。
主な業績に、翻訳『全訳 封神演義』共訳(勉誠社、2017~18年)全4冊。論文に「宝巻からみる明代後期から清代初期の碧霞元君信仰」(『東方宗教』138号、2021年)、「北京の碧霞元君廟会-五頂と妙峰山と丫髻山-」(関西大学中国文学会、2012年)、「北京の廟会の復興と現状―二〇一一・二〇一二年春節廟会を中心に―」(関西大学中国文学会、2014年)などがある。

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