デジタルアーカイブ・ベーシックス4
アートシーンヲササエル

アートシーンを支える

高野明彦 監修/嘉村哲郎 責任編集
ISBN 978-4-585-20284-4 Cコード 1000
刊行年月 2020年12月 判型・製本 A5判・並製 312 頁
キーワード 総記,アーカイブズ,博物館,図書館,美術

定価:2,750円
(本体 2,500円) ポイント:75pt

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書籍の詳細
アートシーンの新次元をつくるデジタルアーカイブ

日本の芸術分野におけるデジタル対応の概要・現状から問題点まで、美術館、博物館などの事例をもとに、幅広く紹介。
美術のみならず、音楽、舞踏、服飾のアーカイブの事例も掲載。
日々進化するアートアーカイブの実状を知るための一冊。

 

 

目次
まえがき 高野明彦(国立情報学研究所)

Scene 0 ゼロ地点のDA
第1章 アート×デジタルアーカイブのこれまでとこれから 青柳正規 (学校法人多摩美術大学理事長、山梨県立美術館館長)

Scene 1 アートシーンにおけるデジタル対応の現況
第2章 デジタルアーカイブはどのようにしてアートの振興に貢献するか? 太下義之(同志社大学教授、国際日本文化研究センター客員教授、独立行政法人国立美術館理事)
第3章 デジタルアーカイブ・ビオトープ―相互関与し複層化する、作品環世界 田尾圭一郎(美術出版社「美術手帖」ユニット)
第4章 アートのデジタルコンテンツの権利処理に関わる法的問題について 酒井麻千子(東京大学大学院情報学環准教授)

Scene 2 デジタル技術とアート現場のDA
第5章 メディアアート領域にとってのデジタルアーカイブ―国内外の動向 森山朋絵 (東京都現代美術館)
第6章 デジタル技術と現代のアートの保存 平諭一郎(東京藝術大学特任准教授)

Scene 3 パフォーマンスとアートのDA
第7章 早稲田大学演劇博物館のデジタルアーカイブの現状と課題 中西智範(早稲田大学坪内博士記念演劇博物館)
第8章 土方巽アーカイヴ―実験的アーカイブの理念と活動 森下隆(慶應義塾大学アート・センター)
第9章 日本のオペラアーカイブの現状と課題 石田麻子(昭和音楽大学オペラ研究所所長・教授)・吉原潤(昭和音楽大学オペラ研究所准教授)
第10章 〈服装・身装文化デジタルアーカイブ〉の現在と今後の課題 高橋晴子(国立民族学博物館外来研究員)

Scene 4 ミュージアムとアートのDA
第11章 オープンなデジタルミュージアム―多様な価値の共存と高い規模拡張性 金子晋丈(慶応義塾大学理工学部准教授)
第12章 国立博物館所蔵品統合検索システム「ColBase」—過去・現在・未来 村田良二(独立行政法人国立文化財機構 文化財活用センター)
第13章 文化遺産オンライン試験公開版の構築 丸川雄三(国立民族学博物館)
第14章 ヨコハマ・アート・LOD その成り立ちと構成 相澤勝(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)・小林巌生 (インフォ・ラウンジ株式会社)
第15章 アート・プロジェクトの現場で取り組むアーカイブの試み 井出竜郎 (特定非営利活動法人アート&ソサエティ研究センター)

あとがき 嘉村哲郎
プロフィール

高野明彦(たかの・あきひこ)
1956 年生まれ。国立情報学研究所教授、NPO法人連想出版理事長。
専門はプログラム変換、連想情報学、アーカイブ情報学。
主なWebサイトに『Cultural Japan』(2020年)、『法隆寺金堂壁画ビューア』(2020年)、『渋沢敬三アーカイブ』(2012年)、『想-IMAGINE Book Search』(2005年)、『新書マップ』(2004年)、『文化遺産オンライン』(2004年)がある。

嘉村哲郎(かむら・てつろう)
東京藝術大学芸術情報センター助教。専門は情報学(文化情報学、博物館情報学)
主な著書・論文に『入門 デジタルアーカイブ―まなぶ・つくる・つかう』(分担執筆、勉誠出版 2017年)、『Linked Data―Webをグローバルなデータ空間にする仕組み』(共訳、近代科学社、2013年)、「日本人洋画家情報の基礎分析を中心とした美術分野におけるデータ基盤整備と活用に関する考察」(共同執筆、『アート・ドキュメンテーション研究』26、2019年)がある。

書評・関連書等

★書評・紹介★
「デジタルアーカイブ学会紙」(2021年5巻2号)に書評が掲載されました。
 →評者: 古賀崇氏(天理大学人間学部教授)

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