デジタルアーカイブ・ベーシックス5
アタラシイサンギョウソウゾウヘ

新しい産業創造へ

時実象一 監修/久永一郎 責任編集
ISBN 978-4-585-20285-1 Cコード 1000
刊行年月 2021年5月 判型・製本 A5判・並製 248 頁
キーワード 総記,アーカイブズ,博物館,図書館,美術

定価:2,750円
(本体 2,500円) ポイント:75pt

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書籍の詳細
デジタルアーカイブが産業の未来を切り拓く

日本の企業はデジタルアーカイブをどのように利活用し、それをビジネスに昇華しているのか?
先進的な企業の取組みを紹介することで、産業におけるデジタルアーカイブの可能性を探る。
「デジタルアーカイブ・ベーシックス」全5巻、ここに完結!

 

 

目次
はしがき 時実象一
序論 デジタル技術とデジタルアーカイブ産業の可能性 島裕(日本経済研究所)

第1部 デジタルアーカイブの活用
第1章 世界のビジネス・アーカイブズ概観 松崎裕子(公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センター)
第2章 ポーラ文化研究所における文化資産の展開―「化粧文化データベース」を中心に 川上博子(ポーラ文化研究所)
第3章 美術と歴史の分野における画像ライセンスビジネス 國谷泰道(DNPアートコミュニケーションズ)
第4章 フィジカルからデータにいたるコンテンツアーカイブの課題とビジネス展開 緒方靖弘(寺田倉庫 アーカイブ事業グループ)

第2部 デジタルアーカイブ産業を支える技術革新
第5章 情報システム開発の視点から見る日本のデジタルアーカイブ技術の水準 川嶌健一(NTTデータ)
第6章 座談会 デジタルアーカイブ技術開発の動向 大向一輝(東京大学)・肥田康(堀内カラーアーカイブサポートセンター)・手嶋毅(大日本印刷株式会社 アートコミュニケーションズ OB) (司会)岡本真(ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG))
第7章 アートの世界を変えるブロックチェーン 太田圭亮(スタートバーン株式会社)

第3部 デジタルアーカイブ産業の兆し
第8章 「デジタルアーカイブ産業」の萌芽と期待 夛屋早百合・小林慎太郎(野村総研 ICT/サービス産業)
第9章 デジタルアーカイブを活用した自治体史編さん事業の提案 太田亮子(TRC-ADEAC)
第10章 映像保存の現在地とこれから―変わりゆくデジタル化技術・長期保存メディア・制度を見つめて 藤原理子(IMAGICA Lab フィルム・アーカイブ事業本部)
第11章 気象ソリューションで世界企業に 安部大介(株式会社ウェザーニュース)

あとがき 久永一郎
執筆者一覧
プロフィール

時実象一(ときざね・そういち)
1944年生まれ。東京大学大学院情報学環高等客員研究員。
専門はデジタルアーカイブ、学術情報、ウェブ検索、ウィキペディア。
主な著書に『研究者のコピペと捏造』(樹村房、2018年)、『コピペと捏造』(樹村房、2016年)、『デジタル・アーカイブの最前線』(講談社、2015年)などがある。

久永一郎(ひさなが・いちろう)
1967年生まれ。大日本印刷株式会社マーケティング本部事業戦略ユニットヒューマン・エンジ二アリング・ラボ室長。
専門はエクスペリエンスデザイン・インタラクションデザイン。
代表的なプロジェクトに、CCGA現代グラフィックアートセンター建設プロジェクト、オックスフォード大学ボードリアン図書館展示プロジェクト、ルーヴル-DNP ミュージアムラボプロジェクト・セーヴル陶芸都市マルチメディアプロジェクト、カタールAl Zubarah 遺跡ガイダンスプロジェクト、フランス国立図書館(Bnf)地球儀・天球儀デジタルアーカイブプロジェクトがある。

書評・関連書等

★書評・紹介★
「RIMジャーナル」第47号(2021年6月)に書評が掲載されました。→評者:⻄川康男氏(ARMA International 東京支部)

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