カートは空です。
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人が子供を産み育てて世代をつなぐ営みは、古来から繰り返されてきた。しかしそのあり方は、地域によって時代によって大きく異なっている。アジア各国・各地域の20世紀後半から現在までのリプロダクション―生殖の変化を跡づけ、比較の視野のもとに、その意味を多元的に考察する。
小浜正子(こはま・まさこ)日本大学文理学部教授。専門は中国近現代社会史・ジェンダー史。主な著書・論文に「生殖コントロールとジェンダー」(飯島渉等編『シリーズ二十世紀中国史 第三巻 グローバル化と中国』東京大学出版会、2009年)、「中国における計画生育のはじまり」(『近きにありて』第五八号、2010年)、『近代上海の公共性と国花』(研文出版、2000年)などがある。松岡悦子(まつおか・えつこ)奈良女子大学生活環境学部教授。専門は文化人類学。主な著書に『出産の文化人類学』(海鳴社、1991年)、『産む・産まない・産めない―女性のからだと生き方読本』(松岡悦子編、講談社現代新書、2007年)などがある。