カンケブンソウチュウシャク ブンショウヘン ダイイッサツ

菅家文草注釈 文章篇 第一冊

巻七上
文草の会 著
ISBN 978-4-585-29581-5 Cコード 3095
刊行年月 2014年9月 判型・製本 A5判・上製 368 頁
キーワード 漢文,古典,平安,中古

定価:5,940円
(本体 5,400円) ポイント:162pt

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書籍の詳細
鴻儒菅原道真の文業を示す基礎資料

日本文化史、日本政治史に大きな影響を与えた菅原道真。その詩文集である『菅家文草』は、従来その前半の「詩」の部分のみが注釈書として公刊され、儒者の大きな仕事である作文の成果、「文」に関しては纏まった形での注釈書の公刊がなされてこなかった。
そのような状況を受け、最新の日本漢文学・和漢比較文学研究の粋を結集して、『菅家文草』文章の部の全てを注釈する。今後の研究の基盤となる決定版。
第一冊となる本書では、巻七に収載される賦・銘・賛・祭文・記・書序・議を注解する。

 

 

目次
はじめに
凡 例
解 説  後藤昭雄

賦〈文体解説〉
1 秋湖賦 以秋水無岸為韻、二百字以上成篇。
2 未旦求衣賦一首 以秋夜思政何道済民為韻、依次用之。限三百字已上成篇。并序。
3 清風戒寒賦 以霜降之後戒為寒備為韻。
4 九日侍宴 重陽細雨賦 応製 以秋徳在陰為韻、依次用。

銘〈文体解説〉
5 元慶寺鐘銘一首 并序
6 右大臣剣銘 元慶六年九月作
7 吉祥院鐘銘 廻文 貞観十七年

賛〈文体解説〉
8-13 省試 当時瑞物賛六首 毎首十六字已上、自第一至第六。依次而賦之。貞観四年四月十四日試。五月十七日及第。
 8 濃州上言紫雲 第一/ 9 礼部王献白鳩 第二/ 10 美州献白燕 第三/11 備州献白雀 第四/ 12 数州献嘉禾 第五/ 13 郡国多献木連理図 第六

14-19 画図屏風松下道士賛六首 讃岐旅館屏風画也
 14 独坐/ 15 閑行/ 16 飲茶/ 17 弾琴/ 18 用筆/ 19 採薬

祭文〈文体解説〉
20 祭連聡霊文
21 祭城山神文 為讃岐守祭之。

記〈文体解説〉
22 書斎記
23 左相撲司標所記
24 崇福寺綵錦宝幢記

書序〈文体解説〉
47 顕揚大戒論序 貞観八年、依家君教、為天台安慧座主所製。
48 洞中小集序 貞観九年、依雲林院親王命所製。
49 治要策苑序 貞観十五年、預製此序。于今不成撰集。
50 日本文徳天皇実録序 奉家君教所製也。
51 鴻臚贈答詩序 元慶七年五月、余依朝議、仮称礼部侍郎、接対蕃客。故製此詩序。

議〈文体解説〉
52 皇帝為族曾祖姑太皇大后制服并令天下素服議
53 定太政大臣職掌有無并史伝之中相当何職議

被注語索引


※25~46は第二冊(巻七下)に収載
プロフィール

北山円正(きたやま・みつまさ)
神戸女子大学文学部教授
後藤昭雄(ごとう・あきお)
大阪大学名誉教授
滝川幸司(たきがわ・こうじ)
奈良大学文学部教授
本間洋一(ほんま・よういち)
同志社女子大学表象文化学部教授
三木雅博(みき・まさひろ)
梅花女子大学文化表現学部教授

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