グリーフケアヲミヂカニ

グリーフケアを身近に

大切な子どもを失った哀しみを抱いて
安井眞奈美 編
ISBN 978-4-585-21043-6 Cコード 0011
刊行年月 2018年3月 判型・製本 A5判・並製 196 頁
キーワード 現代社会,社会学,民俗学,近現代

定価:2,420円
(本体 2,200円) ポイント:66pt

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書籍の詳細
哀しみをかかえる人たちに寄り添うために―

3・11以降、日本でもよりいっそう必要とされるようになったグリーフケア。
宗教学、人類学、民俗学、医学などの分野、医療従事者、自助グループなどさまざまな立場から、身近に実践できる方法として考える入門書。

*グリーフケアとは…
大切な人を失った哀しみを抱いている人が、少しでも穏やかな心もちで生きていけるよう、その人に寄り添い、力になれるようにすること。
日本では、2005年のJR福知山線脱線事故の後に広く知られる言葉となり、東日本大震災を経て、その重要性が指摘されている。

 

 

目次
はじめに─哀しみの淵にいる人へかける言葉 安井眞奈美
子どもの死、胎児の死へのグリーフケアを考える 安井眞奈美

第1章 哀しみを抱いて生きる
哀しみの中で物語を紡ぐ─『クレオ─小さな猫と家族の愛の物語』 ヘレン・ブラウン
『クレオ』とグリーフケア 話し手:ヘレン・ブラウン 聞き手:安井眞奈美
[コラム]被災地とヘレンさんを結ぶ 藤澤久民枝
グリーフケアの歴史と日本での展開 島薗進
[ディスカッションⅠ]哀しみを抱きつつ、心を開いて
司会:安井眞奈美 島薗進 ヘレン・ブラウン

第2章 子どもの死に向き合う
子どもの死を考える 鈴木岩弓
[コラム]グリーフケアとしての通過儀礼 松岡悦子
震災で失った子どもとともに 李 仁子
グリーフケアとしての語り 波平恵美子
[コラム]物語はひと筆ごとに 澤井奈保子
[ディスカッションⅡ]哀しみを癒やす
司会:安井眞奈美 ヘレン・ブラウン 佐藤由佳 李 仁子 鈴木岩弓

第3章 出産の場におけるグリーフケア
哀しみに寄り添う─民俗学の立場から 鈴木由利子
流産・死産に向き合う 佐藤由佳
[特別寄稿]とこしえの母の愛と双胎の姉妹愛 染谷優美
産科医療の現場より 遠藤誠之
心に触れる人間関係に根差したグリーフケアを 堀内みどり
[コラム]出産からみえてくる家族の喪失体験─医療ソーシャルワーカーの立場から
鳥巣佳子
[ディスカッションⅢ]産科医療におけるグリーフケア
司会:安井眞奈美 ヘレン・ブラウン 遠藤誠之 鈴木由利子 堀内みどり 波平恵美子 鳥巣佳子 松岡悦子 中本剛二 梶間敦子
[コラム]連続シンポジウムに参加して─当事者・専門家・メディエーター 中本剛二

物語を紡ぎ続ける─あとがきにかえて 安井眞奈美
執筆者紹介
プロフィール

安井眞奈美(やすい まなみ)
京都市生まれ。国際日本文化研究センター教授。博士(文学)。大阪大学文学部日本学科卒業、同大学院文学研究科日本学専攻博士課程修了。専門は文化人類学・民俗学。
著書に『出産環境の民俗学―<第三次お産革命>にむけて』(昭和堂、2013年)、『怪異と身体の民俗学―異界から出産と子育てを問い直す』(せりか書房、2014年)。編著に『産む・育てる・伝える―昔のお産・異文化のお産に学ぶ』(風響社、2009年)、『出産・育児の近代―「奈良県風俗誌」を読む』(法蔵館、2011年)、『出産の民俗学・文化人類学』(勉誠出版、2014年)等。

その他

「週刊読書人」(2018年7月27日)にて紹介文が掲載されました。

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