レファレンスサービスノ為ノシュダイシュダイブンセキトウセイゴイ

レファレンスサービスのための主題・主題分析・統制語彙

愛知淑徳大学図書館 編/鹿島みづき 著
ISBN 978-4-585-07125-9 Cコード 3000
刊行年月 2009年3月 判型・製本 A5判・並製 212 頁
キーワード

定価:2,750円
(本体 2,500円) ポイント:75pt

 品切 
『図書館界 9月号』(日本図書館研究会 vol.61 No.3 sep2009)「書評」欄で詳細に取り上げられました(評者:江上敏哲)。
『レファレンスサービスのための主題・主題分析・統制語彙』が2009年度私立大学図書館協会賞に採択されました。
『医学図書館』vol.57 No.3(2010.9)〈Book Reviews〉欄にて、『レファレンスサービスのための主題・主題分析・統制語彙』が紹介されました(評者:福島真紀)。
書籍の詳細

「勘」「記憶」「体験」だけに頼らないレファレンスサービスの実現へ。

玉石混淆の莫大な情報の中から、本当にほしい情報だけを絞り込む…
それを実現する重要なカギは「主題分析」にある。
そしてこの主題分析の場面において「統制語彙」を活用することができれば、適切なサービスが利用者に提供できる。
図書館サービス、とりわけレファレンスサービスにおける主題分析と統制語彙活用のためのガイド。

 

 

目次
はじめに

第1部 考え方と背景
第1章 図書館サービスの要 主題と主題分析
主題とは何か/主題と形式の区別/主題分析とは何か/要約と網羅/画像の主題分析/ファセット/利用目的により変わる主題分析/主題の理解/主題の理解と主題分析は利用者の要求を満たす鍵

第2章 統制語彙 なぜ幅広い利用価値があるのか
統制語彙とは何か/主題分析に有効な統制語彙の特徴/主題知識と統制語彙活用の可能性

第3章 パスファインダーと主題分析
図書館の機能と主題分析/パスファインダー作成と主題分析/知識体系に対する主題分析と「利用者ニーズ」に対する主題分析


第2部 件名標目表とシソーラス

第4章 LCSH 米国議会図書館件名標目表
LCSHとは/件名の有用性/LCSHの可能性/LCSHの標目の種類と形/標目の並び方/標目表に使用される表記の見方/主題分析作業におけるLCSHの活用/日本の図書館で活用できるLCSH

第5章 代表的な主題別シソーラスの特徴
芸術・建築学 Art & Architecture Thesaurus/心理学 Thesaurus of Psychological Index Terms/教育学 Thesaurus of ERIC Descriptors/医学 Medical Subject Headings


第3部 レファレンスサービスと主題分析

第6章 レファレンスサービスと主題分析
レファレンスサービスと主題知識/レファレンスプロセスと主題分析/主題分析が関わるレファレンスプロセス

第7章 レファレンスプロセスにおける主題分析の実際
質問の確認における主題分析/探索戦略の検討/検索語の選択/回答の選択

第8章 レファレンスプロセスにおける統制語彙の活用
主題分析における統制語彙の有効性/統制語彙活用のしくみ/情報検索/まとめ

第9章 レファレンス事例 統制語彙集による主題分析
基本方針/レファレンス質問のタイプ/質問タイプA 電話番号を調べる/質問タイプB ローマの城壁/質問タイプC フィンランドの教育/質問タイプC アルツハイマーとアルミニウム/質問タイプD スペイン様式/質問タイプD ニューヨーク/レファレンス質問・回答事例から見えるもの


第4部 課題と展望

第10章 主題分析の先に見えるもの
レファレンスサービスの記録/日本語の標準的な統制語彙集/目録・メタデータの新しいパラダイム/主題分析から見える次のヴィジョン/新しい情報組織化を実現するために

コラム 日本文学の領域を体系的に俯瞰する試み
おわりに
引用・参考文献一覧
索引

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