カートは空です。
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中国音がいかなる背景のもとで日本に渡来し、使用され、日本漢字音として定着していったのか。日本漢字音史の再構成を目指す観点から、その大枠を明らかにしつつ、黎明期である奈良〜平安初期(第二章「漢音の奨励と呉音・漢音」)、および円熟期である江戸期(第三章「江戸期の漢字音」)に焦点を据えて論じる。漢字音研究への社会言語学的観点からのアプローチを試みるなど、日本漢字音史の全体像をより立体的・動的に描くよう試みる。