カートは空です。
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『南総里見八犬伝』は合理主義的読み方をゆるさない複雑な作品であり、馬琴のしかけた意図の奥には、馬琴すら意識していなかった第二の深層がある。本書は、この深層を「女神と男神対立・拮抗、融和」「神仏と人の循環」の2つの中心テーマで読み解く。
諏訪春雄(すわ・はるお)学習院大学名誉教授。文学博士。主要著書に、『日本王権神話と中国南方神話』(角川書店、2005年)、『文明の錯誤を正す新家族論』(勉誠出版、2007年)、『天皇と女性霊力』(新典社、2008年)、『大地 女性 太陽 三語で解く日本人論』(勉誠出版、2009年)、『鶴屋南北』(山川出版社、2010年)、『霊魂の文化誌』(勉誠出版、2010年)他多数あり。