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『源氏物語』、『伊勢物語』、『更級日記』・・・。それ以前に成立した作品も含め、それぞれが相互に連関し、漢詩・和歌にも詠み込まれてきた平安文学の数々。幾多の作品が古注釈や絵巻でも表現され、近現代においても翻訳・翻案を通じ、新たに享受されることで、変容し更なる広がりを見せる。 流動し続ける平安文学の享受に焦点をあて、広く深い豊かな世界を知らしめる。斯学の研究に必備の一冊。
中野幸一(なかの・こういち)1932年神奈川県生まれ。早稲田大学名誉教授。専攻は平安文学。主な編著書に『物語文学論攷』(教育出版センター、1971年)、『源氏物語古註釈叢刊』全十巻(武蔵野書院、1978~2010年)、『うつほ物語の研究』(武蔵野書院、1981年)、『奈良絵本絵巻集』全十二巻・別巻三巻(早稲田大学出版部、1987~1989年)、『源氏物語講座』全十巻(共編、勉誠社、1991~1993年)、『源氏物語の享受資料―調査と発掘―』(武蔵野書院、1997年)、『石山寺蔵四百画面源氏物語画帖』(勉誠出版、2005年)、『源氏物語享受資料影印叢書』全十二巻(勉誠出版、2009年)、『伴大納言絵巻―冷泉為恭 復元模写―』(勉誠出版、2010年)などがある。