立松和平全小説17
ハハヘノドウケイ

母への憧憬

立松和平 著
ISBN 978-4-585-01285-6 Cコード 0393
刊行年月 2012年7月 判型・製本 A5判・上製 336 頁
キーワード 昭和,近現代

定価:4,950円
(本体 4,500円) ポイント:135pt

 品切 
書籍の詳細
父と母とが交互につく息に、私は挟まれていた。

小さな食料品店を営む母と、電気工事士の父が丁寧に並べる白い卵。貧しくとも暖かかった日本の家族の原型と、なにより母への追憶を描く『卵洗い』『母の乳房』の二作品。
そして、青春時代の混沌と彷徨を再び描いた長篇『鳥の道』。
歴史に材をとった長大な小説を描き始める直前、作家は自らの生を史的な視点から眺望し、歴史の中の個人の営みを描くことで、跳躍のための力を溜めていた。

 

 

目次
「卵洗い」
「母の乳房」
「鳥の道」

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