本朝漢詩文資料論
ホンチョウカンシブンシリョウロン

本朝漢詩文資料論

後藤昭雄 著
伝存する数多の漢文資料に我々はどのように対峙すべきであろうか
ISBN 978-4-585-29039-1 Cコード 3090
刊行年月 2012年11月 判型・製本 A5判・上製 488 頁
キーワード 漢文,古典,平安,中古

定価:10,780円
(本体 9,800円) ポイント:294pt

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書詳細

日本文学史における漢詩文資料の位置は、研究の深化により、かつての和文中心の文学史観に再考を齎すほどの大きさをもって立ち現れてきている。
しかし、いまなお多くの資料が等閑に付され、また、活用の頻度も限られたものとなっている。
新出資料や佚文の博搜、既存資料の再検討など、漢詩文資料の精緻な読み解きの方法を提示、平安朝文学史に当該資料を鮮やかに位置づける。

 

 

目次

1 『性霊集』について
2 『菅家文草』散文篇の基礎的考察
3 『本朝文粋』解題
4 『本朝続文粋』解題
5 『朝野群載』文筆部考―文体論の視点から
6 文は、願文・表・博士の申文


7 金剛寺蔵『文集抄』
8 『日本感霊録』の佚文をめぐって
9 三善清行『善家秘記』の新出佚文
10 金剛寺蔵『和漢朗詠集』(零冊)をめぐって
11 『花鳥集』 金剛寺蔵『花鳥集』翻刻
12 『全経大意』 金剛寺蔵『全経大意』翻刻
13 『全経大意』と藤原頼長の学問


14 古代漢詩集成のこれまでとこれから―拾佚詩五首
15 古筆資料のなかの平安朝詩文
16 平安朝詩拾佚―彰考館文庫蔵『詩集』から
17 早稲田大学図書館蔵『小野僧正祈雨之間賀雨贈答詩』をめぐって
18 『和漢兼作集』下巻の基礎的考察


19 『本朝書籍目録考証』補
20 国立歴史民俗博物館本『千載佳句』について
21 『本朝文粋』本文校訂三条
22 「愁鬢詞」本文校定―活字本の危うさ

人名索引/書名索引/事項索引(含詩題・文体)
プロフィール

後藤昭雄(ごとう・あきお)
1943年熊本市生まれ。1970年、九州大学大学院修了。現在、成城大学教授。
主要著書に、『平安朝漢文学論考』(桜楓社、1981年。補訂版、勉誠出版、2005年)、『本朝文粋』(共著、新日本古典文学大系、岩波書店、1992年)、『平安朝漢文文献の研究』(吉川弘文館、1993年)、『平安朝文人志』(吉川弘文館、1993年)、『日本詩紀拾遺』(吉川弘文館、2000年)、『平安朝漢文学史論考』(勉誠出版、2012年)。

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