アジア・ディアスポラと植民地近代
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アジア・ディアスポラと植民地近代

歴史・文学・思想を架橋する
緒形康 編
植民地帝国とその地理的・思想的・歴史的周縁における、故国喪失者たち
ISBN 978-4-585-22052-7 Cコード 3020
刊行年月 2013年4月 判型・製本 A5判・上製 336 頁
キーワード アジア,世界史,日本史,近現代,近世

定価:4,620円
(本体 4,200円) ポイント:126pt

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書詳細

16~20世紀のアジアの諸地域において、移住や亡命を強いられた人々。
自らのアイデンティティーの揺らぎや危機に直面しながら、その再構築を模索する彼らの姿を、1930年代の「転向」現象を中心にして描く。

 

 

目次
序―植民地近代とアジア・ディアスポラの思想文学 緒形康

第一部 近世(early modern)における植民地主義と言説空間
16世紀「堺」の記憶と表象 樋口大祐
前近代における怪異譚の思想変節をめぐって 門脇大
近世ユーラシア帝国と19世紀日本の知識人―長崎オランダ通詞の清朝・ロシア認識 緒形康

第二部 植民地近代のアイデンティティー
龍済光政権期の広東地域エリート 宮内肇
海を渡る源義経―貴公子の悲劇とその語り手の系譜 藪本勝治
翻訳から見る昭和の哲学―京都学派のエクリチュール 上原麻有子
楊千鶴の日本語創作をめぐって 濱田麻矢

第三部 植民地近代から「転向」現象を再考する
1930年代の封建遺制論争、資本主義論争におけるアジアの影 緒形康
幕末勤皇歌研究と時局 田中康二
田辺元『懺悔道としての哲学』における転回・理性批判の射程―ホルクハイマー/アドルノ『啓蒙の弁証法』との比較試論 嘉指信雄
白先勇『孽子』と台北―移ろいゆく都市の記憶 小笠原淳
おわりに 緒形康
プロフィール

緒形康(おがた・やすし)
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、神戸大学大学院人文学研究科教授。専門は中国近代思想史。
主な著書・論文に、『危機のディスクール―中国革命1926~1929』(新評論、1996年)、『一九三〇年代と接触空間―ディアスポラの思想と文学』(編著、双文社出版、2008年)、『初期中国共産党群像』1・2(鄭超麟著、共訳、東洋文庫711・712、平凡社、2003年)などがある。

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