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商品1735/2194
略縁起は単に各社寺の歴史資料であるばかりでなく,神話・伝説を含んでいるので,宗教史・社会史・文学史の面からも比較検討資料として重要である。また地方色のある記述は国語・方言の資料としても見逃せない。著者は60年以上も失われゆく片々たる資料の蒐集につとめ版本・写本合わせて281篇を集め五畿七道に配列し翻刻,2編の論文「略縁起の構造と機能」「愛宕若の変容」を付載して利用に供す。