出産の民俗学・文化人類学
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出産の民俗学・文化人類学

安井眞奈美 編
日本の出産を近現代の流れの中で捉え直した、文化人類学・民俗学研究の集大成
ISBN 978-4-585-23026-7 Cコード 1030
刊行年月 2014年5月 判型・製本 A5判・上製 368 頁
キーワード 社会学,民俗学,西洋,アジア

定価:3,850円
(本体 3,500円) ポイント:105pt

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書詳細

不妊治療、高齢出産、新型出生前診断…。
医療の近代化を経て、複雑な様相を示すようになってきた現代の出産。
子どもを産み育てるという、人間が長らく続けてきた行為は、この先、どのような方向へと進んでいくのだろうか。
フィールドワークの成果に基づき、私たちが変わらず続けてきたこと、新たに作り出してきたことを明らかにし、現代日本の出産を相対化する。

 

 

目次
まえがき 安井眞奈美

Ⅰ 出産の施設化による変化
出産環境の変容―〈第三次お産革命〉のために 安井眞奈美
産屋習俗にみるケガレ・共助・休養 板橋春夫
出産がunhappyな体験となるとき 松岡悦子
【コメント】現代のお産と、伝えられてきた智恵 堀内みどり
【コラム】助産師として四〇年の雑感 梶間敦子

Ⅱ 儀礼と異界
産育儀礼と性の逆転 飯島吉晴
胞衣をめぐる状況の変化と意識変容 濱千代早由美
水子供養―胎児生命への視座 鈴木由利子
【コメント】海を渡った日本の水子供養―民間信仰の日韓比較 魯成煥
【コラム】幼子の死と弔いの形 川村邦光

Ⅲ 子どもとの関わり
先祖から名前をもらうこと―日本とフランスの比較より ガランス・デュクロ
母親の子育てする時間―岩手県一戸町のフィールドワークより ミケーラ・ケリー
離島および地方都市における子育て環境の特徴―その優位性と問題点 靍理恵子
外国人市民の出産・育児―医療サポートボランティアの活動から 中本剛二
【コメント】臨床心理学からみた出産・子育て、その支援 菅野信夫
【コラム】名付けのかたち―家の名を継ぐ 柿本雅美

Ⅳ 出産の近現代を振り返り、未来へつなぐ
いのちの物質主義的認識からの脱却 波平恵美子
【天理大学への歓迎の御挨拶】天理教と出産 飯降政彦
【総合討論】出産の近現代を振り返り、未来へつなぐ

あとがき 安井眞奈美
プロフィール

安井眞奈美(やすい・まなみ)
天理大学文学部教授(歴史文化学科考古学・民俗学専攻)。専門は民俗学、文化人類学。日本とミクロネシアをフィールドに、出産環境の変容を明らかにする研究を進めてきた。また身体と怪異に関する研究にも着手している。
主な著作として『産む・育てる・伝える―昔のお産・異文化のお産に学ぶ』(風響社、2009年)、『出産・育児の近代―「奈良県風俗誌」を読む』(法蔵館、2011年)、『出産環境の民俗学―〈第三次お産革命〉にむけて』(昭和堂、2013年)などがある。

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