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「日中歴史共同研究」報告書 第2巻 近現代史篇

北岡伸一・歩平 編
ISBN 978-4-585-22035-0 Cコード 1021
刊行年月 2014年10月 判型・製本 A5判・上製 464 頁
キーワード 中国,日本史,近現代

定価:4,950円
(本体 4,500円) ポイント:135pt

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書籍の詳細

2006年から2009年にかけて実施された日本と中国のはじめての歴史共同研究。その成果を忠実に公開。
歴史認識の違いを乗り越え、未来を見つめるために、いまこそ歴史を学ばなくてはならない。

1931年から1945年にかけての戦争を中心に据え、それぞれの開国から日本の敗戦までの諸問題を整理する「第2巻 近現代史篇」。


【本書の特色】
1.日中首脳の合意のもと、日本と中華人民共和国がはじめて共同で行った歴史研究の成果を忠実に公開。
2.日中双方の最高峰の研究者が結集し、3年にわたる議論を経て完成。
3.同一のテーマを設定し、それに基づいて討論を行い、日中双方がそれぞれに論文を執筆。これにより、共通したテーマに対して日中それぞれの視点を知ることができる。

 

 

目次
近現代史 総論

第一部 近代日中関係の発端と変遷
第1章 近代日中関係のはじまり
 《日本側》近代日中関係の発端 北岡伸一
 《中国側》近現代日中関係の開端 徐勇・周頌倫・米慶余
第2章 対立と協力―それぞれの道を歩む日中両国
 《日本側》対立と協調―異なる道を行く日中両国 川島真
 《中国側》対立と協力―異なる道を歩んだ日中両国 徐勇・周頌倫・戴東陽・賀新城
第3章 日本の大陸拡張政策と中国国民革命運動
 《日本側》日本の大陸拡張政策と中国国民革命運動 服部龍二
 《中国側》日本の大陸拡張政策と中国国民革命運動 王建朗

第二部 戦争の時代
第1章 満洲事変から廬溝橋事件まで
 《日本側》満洲事変から日中戦争まで 戸部良一
 《中国側》満州事変から盧溝橋事件まで 臧運祜
第2章 日中戦争―日本軍の侵略と中国の抗戦
 《日本側》日中戦争―日本軍の侵略と中国の抗戦 波多野澄雄・庄司潤一郎
 《中国側》日本の中国に対する全面的侵略戦争と中国の全面的抗日戦争 栄維木
第3章 日中戦争と太平洋戦争
 《日本側》日中戦争と太平洋戦争 波多野澄雄
 《中国側》日中戦争と太平洋戦争 陶文釗
プロフィール

北岡伸一(きたおか・しんいち)
1948年奈良県生まれ。東京大学同大学院法学政治学研究科博士課程修了、法学博士。立教大学助教授、教授、東京大学法学部教授、国連大使などを経て、現在、政策研究大学院大学教授。
主著に『日本陸軍と大陸政策』(東京大学出版会)、『増補版・清沢洌:外交評論の運命』(サントリー学芸 賞)、『日米関係のリアリズム』(読売論壇賞)、『自民党:政権党の38年』(吉野作造賞)、『政党から軍部へ<日本の近代 第五巻>』、『国連の政治力学』(以上、中央公論新社)など。

歩平(プー・ピン)
1948年北京生まれ。ハルピン師範大学歴史学部卒業。中国社会科学院近代史研究所所長。専攻は日中関係史、抗日戦争史。
主要著書に『東北近百年 史』(共著、黒竜江人民出版社)、『日本の中国侵略と毒ガス兵器』(山辺悠喜子・宮崎教四郎監訳、明石書店)、『第二次世界大戦期間日本的化学 戦』(社会科学文献出版社)、『中華民族抗日戦争全史』(共編著、中国青年出版社)などがある。

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