オオタニコウズイトスヴェンヘディン

大谷光瑞とスヴェン・ヘディン

内陸アジア探検と国際政治社会
白須淨眞 編
極めて複雑な国際情勢のなか、ふたりの探検家が作りだした歴史の「秘境」に迫る
ISBN 978-4-585-22096-1 Cコード 1020
刊行年月 2014年9月 判型・製本 菊判・上製 432 頁
キーワード 交流史,仏教,アジア,大正,明治,近代

定価:7,150円
(本体 6,500円) ポイント:195pt

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書詳細

「英露協商(1907)」のチベットに関わる取り決めは、当時すでにチベットにあって活動していたヘディンを苦しめるものであった。苦闘するヘディンを直接支援したのは、西洋の探検家たちではなく、東洋の探検家・光瑞であった。だからこそ彼の招聘を受けたヘディンは、京都西本願寺の奥深い書院にあって、必ずや楼蘭に到達できる方法とその正確な位置を教えた…。
20世紀初頭の内陸アジアに、それぞれ探検活動を展開した光瑞とヘディン。ふたりの接近を、当時の国際政治社会の中で解析する。

 

 

目次
はじめに

《総 論》 光瑞とヘディンの国際政治社会 白須淨眞

〈第一部〉 光瑞とヘディンの交流とヘディンの来日
 第一章 光瑞とヘディンとの交流 金子民雄
 第二章 ヘディンの日本招聘―東京地学協会と大谷光瑞 白須淨眞
 第三章 ヘディンの来日と日本政府及び諸機関の対応 安部弘敏
 第四章 ヘディンの来日―近代日本とヘディンとチベット 高本康子
 第五章 ヘディンの西本願寺訪問とその記録写真 白須淨眞
 第六章 ヘディンの見た西本願寺―建築学からの新たな提起 菅澤茂

〈第二部〉 大谷探検隊の楼蘭調査と「李柏文書」
 第一章 第二次大谷探検隊・橘瑞超の楼蘭調査とその波紋 金子民雄
 第二章 西域長史文書としての「李柏文書」 荒川正晴

〈第三部〉 関係資料の紹介と解説
 資料一 大谷光瑞がヘディンに宛てた電報と書簡 の紹介 金子民雄・白須淨眞
 資料二 明治天皇のヘディン「謁見」と「勲一等瑞宝章」叙勲決定に係わる日本政府(内閣)と関係各省の記録 白須淨眞
 資料三 ヘディン歓迎に対するスウェーデン国王からの関係者叙勲に係わる外務省と日本政府(内閣)の記録―堀賢雄への叙勲を中心として 白須淨眞
 資料四 アルマ著“Mein Bruder Sven”が語るヘディンの来日 安部弘敏
 資料五 『教海一瀾』掲載のヘディンの西本願寺訪問の記録 大田黒綾奈
 資料六 『中外日報』掲載のヘディンの日本訪問の記録 門司尚之
 資料七 橘瑞超の楼蘭調査に関するスタインの記録―ハンガリー科学アカデミー所蔵メモ 金子民雄

〈付 編〉 参考資料
 参一 大谷光瑞・大谷探検隊に係わった外務官僚たち―外務省外交記録を読むためのサインと押印の集成 江間さやか
 参二 増訂橘瑞超略年譜 金子民雄

あとがき(金子民雄)
索 引
プロフィール

白須淨眞(しらす・じょうしん)
1949年生まれ。広島大学大学院教育学研究科准教授。龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了。
主な著書に、『忘れられた明治の探険家 渡辺哲信』(中央公論社、1996年)、『大谷探検隊とその時代』(勉誠出版、2002年)、『大谷探検隊研究の新たな地平ーアジア広域調査活動と外務省外交記録』(勉誠出版、2012年)、編著は『大谷光瑞と国際政治社会ーチベット、探検隊、辛亥革命』(勉誠出版、2011年)。最近の論考に、「前涼・張駿の行政改編と涼州・建康郡の設置」(高田時雄編『敦煌写本研究年報』8、京都大学人文科学研究所、2014年)がある。

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