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自伝的作品である『しろばんば』、『わが母の記』、芥川賞受賞作『闘牛』、山岳社会小説『氷壁』、移民文学『わだつみ』など、井上靖の膨大な小説作品群から12篇を取り上げ、構想・内容・特色・素材・創作術・文芸性などを広角的に探求する。名作の数々を丁寧に解説し、巻末には略年譜も収めた、初めてのガイドブック。
藤澤全(ふじさわ・まとし)1937年北海道生まれ。日本大学卒業。米国イリノイ大学留学(客員研究員)。元日本大学国際関係学部・大学院教授、大学院総合社会情報研究科兼担教授。日本近現代文学・比較文学専攻。日本ペンクラブ会員。博士(国際関係)。主な著書に、『若き日の井上靖研究』(三省堂、1993年)、『詩人井上靖―若き日の叙情と文学の原点―』(角川学芸出版、2010年)、『井上靖―グローバルな認識―』(大空社、2005年)、『言語文化の諸相』(大空社、2004年)、『Comparative Studies of Yasushi Inoue and Others』(西武出版、2001年)、『日系文学の研究―Japanese Immigrant-Emigrant Literature―』(大学教育社、1985年)、『啄木哀果とその時代』(桜楓社、1983年)などがある。