カートは空です。
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1592年(朝鮮・宣祖25年)の豊臣秀吉による朝鮮出兵、1627年(仁祖5年)、1636年(同14年)の二度にわたる後金(清)軍の朝鮮侵攻。この倭乱・胡乱の戦禍は大きく、朝鮮社会に変容を迫るものであった。朝鮮史・東アジア史の画期たる朝鮮朝後期を多角的に検証し、政治・経済・対外関係などの動向、それらの変容と展開の底流に流れる思想的背景を探る。
川原秀城(かわはら・ひでき)1950年福岡県に生まれる。1972年京都大学理学部数学科卒業。1974年同文学部哲学科中国哲学史専攻卒業。現在、東京大学大学院人文社会系研究科(東アジア思想文化(兼)韓国朝鮮歴史文化)教授。編著書に、『毒薬は口に苦し―中国の文人と不老不死』『朝鮮数学史―朱子学的な展開とその終焉』『関流和算書大成』などがある。