アジア遊学179
チョウセンチョウコウキノシャカイトシソウ

朝鮮朝後期の社会と思想

川原秀城 編
ISBN 978-4-585-22645-1 Cコード 1322
刊行年月 2015年2月 判型・製本 A5判・並製 208 頁
キーワード 思想,東アジア,中世

定価:2,200円
(本体 2,000円) ポイント:60pt

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書籍の詳細

1592年(朝鮮・宣祖25年)の豊臣秀吉による朝鮮出兵、1627年(仁祖5年)、1636年(同14年)の二度にわたる後金(清)軍の朝鮮侵攻。
この倭乱・胡乱の戦禍は大きく、朝鮮社会に変容を迫るものであった。
朝鮮史・東アジア史の画期たる朝鮮朝後期を多角的に検証し、政治・経済・対外関係などの動向、それらの変容と展開の底流に流れる思想的背景を探る。

 

 

目次
序言 朝鮮朝後期の社会と思想 川原秀城

士林派と士禍言説の成立 吉田光男
大同法の歴史的意義と地方財政におけるその運用実態 六反田豊
朝鮮前期における対日外交秩序―その新たな理解の提示― 木村拓
朝鮮の対後金貿易政策 辻大和
『満文原檔』にみえる朝鮮国王の呼称 鈴木開
宋時烈の朱子学―朝鮮朝前中期学術の集大成 川原秀城
慎後聃のカトリック教理書批判―『遯窩西学辨』に見るその思想的争点 金光来
樗村沈錥における華夷観念と小中華思想 中純夫
朝鮮目録学の今日 藤本幸夫
プロフィール

川原秀城(かわはら・ひでき)
1950年福岡県に生まれる。1972年京都大学理学部数学科卒業。1974年同文学部哲学科中国哲学史専攻卒業。現在、東京大学大学院人文社会系研究科(東アジア思想文化(兼)韓国朝鮮歴史文化)教授。
編著書に、『毒薬は口に苦し―中国の文人と不老不死』『朝鮮数学史―朱子学的な展開とその終焉』『関流和算書大成』などがある。

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