国立国会図書館が編集する『参考書誌研究』(1970年11月創刊)。
レファレンス業務に携わる図書館員、各分野の研究者向けに、テーマ別にまとめた国会図書館所蔵資料の、 報告、解題、目録や索引などを提供する、情報誌として貴重なシリーズ。
今号の内容は「宗家文書」。
『国立国会図書館所蔵「宗家文書」目録』
室町時代から江戸時代にかけて、日朝間の外交・貿易を担当した対馬藩主宗家が、職務遂行のために作成した記録、いわゆる「宗家文書」のうち、国会図書館で所蔵する約1600点(重要文化財)の目録を掲載。解説を付す。
「宗家文書」は近世の日朝関係や、倭館(朝鮮にあった日本人居留地域)の実情を研究する上で貴重な学術資料であり、2007年に「対馬宗家倭館関係資料」として重要文化財に指定された。