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『中山世鑑』『中山世譜』『球陽』などの王府による正史、王府の指示により提出された「地方旧記」や家譜、由来記、そして漂流者や外部者による記録や物語など、<琉球>の歴史は、さまざまな形式・表記・文体で語られてきた。編纂者や受容者をはじめとする人びとの意識、そしてウチとソトの視点が交叉し、物語としての「歴史」が創られていく様相を詳細に読み解き、複合的な視点から<琉球>の総体を把捉するための基盤を提供する。
島村幸一(しまむら・こういち)1954年生まれ。立正大学文学部教授。専門は琉球文学。琉球歌謡、琉球の「歴史」叙述を中心に研究。著書に『『おもろさうし』と琉球文学』(笠間書院、2010年)、『コレクション日本歌人選 おもろさうし』(笠間書院、2012年)、『琉球 交叉する歴史と文化』(編著、勉誠出版、2014年)などがある。
・「週刊読書人」(2015年9月4日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:古橋信孝(武蔵野大学名誉教授))・「沖縄タイムス」(2015年10月3日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:高橋一郎(奄美民俗文化研究家))・「琉球新報」(2015年11月29日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:屋良健一郎(名桜大学))・「説話文学研究」第五十一号(2016年8月)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:木村淳也(明治大学))