カートは空です。
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聞こえる音が味になり、文字に色がつき、匂いが見える…。身体と言葉が結びつく。ある感覚が発生すると、同時に別の感覚が呼び覚まされる共感覚。認知科学の研究対象として注目を集め、文学・芸術にも多くの「共感覚」が見出されている。共感覚の科学研究と文学・芸術からのアプローチを交差させ、「身体」と「言葉」から、その感覚世界に迫った。
北村紗衣(きたむら・さえ)武蔵大学人文学部英語英米文化学科専任講師。専門はシェイクスピア。主な著作に、「J・M・クッツェー作『夷狄を待ちながら』における月経の表現」『英文学研究支部統合号(関東英文学研究)』 3:149–167(2011)、‘Queens, Girls, and Freaks: Men in Women’sClothes and Female Audiences in Japanese Cross-Dressing Productions of As You Like It and Hedwig and the Angry Inch)’, in Silvia Antosa(ed.,) Queer Crossings: Theories, Bodies, Texts (Mimesis, 2012) などがある。