カートは空です。
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洋書コレクションにおいて、愛蔵本に独自の製本装幀を施す好事家が少なくない。それは伝統に裏付けされた、書籍蒐集のかたちである。洋書装幀アーティストの第一人者であるティニ・ミウラ女史が製作した、最新の作品群約140点をフルカラーで網羅掲載。また、創作に裏舞台に迫る独自のツールを初めて公開。イマジネーションと技術の粋、ティニ・ミウラの芸術を堪能する。
ティニ・ミウラ1940年、ドイツ生まれ。装丁家。ドイツ・スイスで製本装幀を学んだ後、パリのエコール・エスティエンヌ美術大学で学ぶ。川端康成などの「ノーベル賞賞状」、特大鳥類図鑑『アメリカの鳥』、特大植物図鑑『ボタニカ・マグフィニカ』を始め、蒐集家の愛蔵本、公式文書などを多数制作。個展はパリ、ボストン、東京、上海などで40回以上開催。著書に、『私の製本装幀芸術の世界』『ティニ・ミウラの世界』『美しい本』などがある。三浦永年(みうら・えいねん)1944年生。早稲田大学政経学部卒業。のちイギリス留学し、洋古書の世界に出会う。マーブルペーパー研究・創作の第一人者。妻、ティニ女史とともに、多くの製本に携わる。氏のマーブルペーパー、ペーストペーパーコレクションは、世界随一。また、ロートレック、ミュシャなどのコレクターであり、宮城県立美術館、川崎市民ミュージアムなどに寄贈した作品は700点を超える。