カマクラブンカノシソウトゲイジュツ

鎌倉文化の思想と芸術

武士・宗教・文学・美術
田中英道 著
ISBN 978-4-585-27032-4 Cコード 1070
刊行年月 2016年8月 判型・製本 四六判・上製 400 頁
キーワード 美術,鎌倉,中世

定価:3,850円
(本体 3,500円) ポイント:105pt

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書籍の詳細
生き生きした創造性を中心とする新しい歴史観を確立、鎌倉文化を再評価する!!

社会、政治、宗教、美術、文学など分野ごとに論じられてきた歴史を統合し、人々の生き生きとした創造性を中心に歴史を再編成する。
 運慶の無著像は西行の姿、世親像は文覚上人であるという新発見の論証、など鎌倉文化を再評価する画期的な書。

東大寺大仏の平家による焼亡、その再建を期に、運慶を中心に天平古典復興と、動的なバロック的美術を生み出した。宮廷文化に取って代わり、武家文化が創造されたのである。そこには後白河上皇、源頼朝、運慶の政治的、文化的な深いつながりがあった。
 鎌倉文化は「宮廷文化」に代わる「武士」や「民衆」の断絶の文化として、また法然や親鸞、道元や日蓮の「新仏教」の時代として変革の時代として語られてきたが、しかし武士は公家の出身であるし、断絶ではなく過去の様式を十分に継承していたのである。そして浄土信仰という「他力本願」は、仏教本来の「自力本願」の精神を失ってゆき、仏教文化は終焉に向ったのである。

 

 

目次
第一章 鎌倉時代は平泉で始まった
第二章 大仏再建と大地震
第三章 勧進の聖たちと仏教の展開
第四章 奥州討伐と運慶の創造
第五章 平清盛と源頼朝の「公」と「私」
第六章 文化人・後白河上皇
第七章 西行 やまとごころの歌人
第八章 朝廷と武士、寺社の「三共立」
第九章 後鳥羽上皇と「承久の変」
第十章 親鸞と空也上人像
第十一章 鴨長明の出家
第十二章 道元の禅は神道ではないか
第十三章 日蓮と仏教文化の終焉
プロフィール

田中 英道(たなか・ひでみち)
1942年生まれ。美術史家。東北大学名誉教授。
主な著書に『歴史のかたち 日本の美―論争・日本文化史』(徳間書店、2001年)、『日本美術 傑作の見方・感じ方』(PHP新書、2004年)、『日本と西洋の対話 一文化史家のたたかい』(講談社出版サービスセンター、2010年)、『日本の文化 本当は何がすごいのか』(育鵬社、2013年)などがある。

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