エガカレタザビエルトセンゴクニホン

描かれたザビエルと戦国日本

西欧画家のアジア認識
鹿毛敏夫 編
ISBN 978-4-585-22156-2 Cコード 1021
刊行年月 2017年1月 判型・製本 B5判・並製 160 頁
キーワード 美術,文化史,世界史,日本史,中世

定価:3,080円
(本体 2,800円) ポイント:84pt

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書籍の詳細
ザビエルがつなぐ日本と欧州

ザビエルのアジア宣教活動と戦国日本の様相を如実に語る貴重史料、ポルトガル、サン・ロケ教会所蔵「ザビエルの生涯」連作油彩画全20点をフルカラーで公開し、詳細に解説。
アジア各地や日本における布教活動の実態、大内氏・大友氏ら大名への影響を考察した論考を収める。

 

 

目次
はじめに 鹿毛敏夫

Ⅰ 図版編
サン・ロケ教会所蔵「フランシスコ・ザビエルの生涯」“The Life of Saint Francis Xavier” を読み解く 鹿毛敏夫
サン・ロケ教会所蔵「フランシスコ・ザビエルの生涯」連作の絵画様式 木村三郎

Ⅱ 考察編
1 ザビエル研究の新視点―枠組みとしての三資格― 岸野久
  [コラム] ザビエル・バスク・ナバラ王国 山崎岳
2 ザビエルの航海と東アジア海上貿易 中島楽章
  [コラム] ザビエルが出会った〝悪魔〞の正体は? 藤田明良
3 アジアにおけるザビエルと周辺の人々 岡美穂子
4 ザビエルが訪ねた戦国三都市(鹿児島・山口・府内)・三大名 鹿毛敏夫
  [コラム] 描かれた豊後王(大友義鎮)とザビエル 岡美穂子
5 祭壇画としての「マリア十五玄義図」について―「とりなし図像」の視点から考える― 木村三郎

Ⅲ ザビエル・グラフ 鹿毛敏夫

Ⅳ 資料編 フランシスコ・ザビエル関係地図1(世界)・2(日本)/関連年表

あとがき 鹿毛敏夫
プロフィール

鹿毛敏夫(かげ・としお)
1963年生まれ。名古屋学院大学教授。博士(文学)。日本中世史専攻。
著書に、『戦国大名の外交と都市・流通』(思文閣出版、2006年)、『アジアン戦国大名大友氏の研究』(吉川弘文館、2011年)、『大航海時 代のアジアと大友宗麟』(海鳥社、2013年)、編著に、『戦国大名大友氏と豊後府内』(高志書院、2008年)、『大内と大友 中世西日本の二大大名』(勉誠出版、2013年)、論文に、「『抗倭図巻』『倭寇図巻』と大内義長・大友義鎮」(『東京大学史料編纂所研究紀要』23 号、2013年)などがある。

書評・関連書等

★書評・紹介★
「読売新聞」(2017年2月5日)にて、本書の紹介文が掲載されました。
「大分合同新聞」(2017年3月5日)にて、本書の紹介文が掲載されました。
「歴史群像」(2017年4月号)の「BOOK REVIEW」欄にて、本書の紹介文が掲載されました。
「西日本新聞」(2017年3月19日)にて、本書の書評が掲載されました。
 →評者:荒野泰典(立教大学名誉教授)
「北海道新聞」(2017年4月9日)にて、本書の紹介文が掲載されました。
「東京新聞(中日新聞)」(2017年4月16日)にて、本書の紹介文が掲載されました。
「年報中世史研究」第42号(2017年5月発行)にて、本書の書評が掲載されました。
 →評者:黒嶋敏(東京大学史料編纂所准教授)
「週刊 読書人」(2020年2月14日)に書評が掲載されました。
 →評者:中村知美(栄光学園中学高等学校図書館員)

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