ゲンロクジョウルリノテンカイ

元禄浄瑠璃の展開

鳥居フミ子 著
ISBN 978-4-585-10089-8 Cコード
刊行年月 2003年3月 判型・製本 A5判・上製 644 頁
キーワード 近世,文化史

定価:27,500円
(本体 25,000円) ポイント:750pt

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書籍の詳細

元禄浄瑠璃の特色を、上方の近松門左衛門・江戸の土佐浄瑠璃を取り上げて総合的に考察する。正本・絵入り本・段物集・抜本ほか関係資料の書誌を徹底的に網羅・分析。稀覯本3点の影印も掲載。

 

 

目次
第一部 論文編
序 章 元禄浄瑠璃の開花
第一章 土佐浄瑠璃の世界
    第一節 土佐浄瑠璃の板元
    第二節 土佐浄瑠璃正本の版型
    第三節 土佐浄瑠璃と『柳亭翁雑録』
    第四節 元禄期江戸の土佐浄瑠璃
    第五節 土佐浄瑠璃の脚色法
      一 周防内侍美人桜
      二 武徳鑑

第二章 近松門左衛門の世界
    第一節 加賀掾時代の近松
    第二節 竹本座旗上げの時期
    第三節 「ゑぼし折」の諸版と展開
    第四節 近松作品の事実と虚構
      一 堀川波鼓
      二 夕霧阿波鳴渡
    第五節 新しい視座からの作品分析
      一 心中重井筒
      二 国性爺合戦
      三 女殺油地獄
    第六節 「心中天の網島」における女同士
第三章 元禄浄瑠璃と異国文化
    第一節 近世初期演劇における異国趣味
    第二節 中国的素材の日本演劇化
        ―『三国志演義』と浄瑠璃―
    第三節 鄭成功の足跡と近世演劇
    第四節 北京の扁担戯と日本人形劇の成立
第四章 近世文芸の女性像
    第一節 近世劇に現れる女性像
    第二節 近松世話浄瑠璃の愛のかたち
    第三節 髪を切る女性像
    第四節 「艶容女舞衣」のお園
    第五節 大田垣蓮月の人間愛
第五章 土佐浄瑠璃音曲集覧
結 語


第二部 資料編
解題
  徒然草
  好色旅雀
  武者宝
影印
  徒然草
  好色旅雀
  武者宝

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