東洋において「生」「老」「病」「死」はどのように理解されてきたのか―
洋の東西を問わず、人びとは生老病死の苦しみの克服を願い、そして、そこに医学の発達をみた。
東洋における文明の発祥地・中国においては、医学は道教と密接に結びつき、その淵源には道家を中心とした自然観があった。
道教経典の一大叢書「道蔵」をはじめ、多様な中国の古典文献を渉猟、その医学的思想の諸相を抽出し、200点を超える豊富な図表とともに解説。
東洋医学の研究と実践をライフワークとしてきた著者の知見を満載した決定版エンサイクロペディア。