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藤原顕季を祖とし、平安後期から鎌倉期にかけて、御子左家と並び称された六条藤家。清輔・顕昭ら、稀代の歌学者を擁したその和歌の家の学問は、どのように伝えられ、広がっていったのか。著作の生成、他者による編集、書写者たちの改変…。行為の連続体である現存諸本におけるさまざまな現象に着目し、知の生成・流通・受容・再生産の過程で起こる諸現象を動的に捉え、文化史上に位置付ける。
梅田径(うめだ・けい)1984年生。早稲田大学非常勤講師。早稲田大学日本古典籍研究所招聘研究員。専門は中世和歌・歌学・近世索引。主要論文に「中世における『源氏物語』の虚構観」(岡田貴憲・桜井宏徳・須藤圭編『ひらかれる源氏物語』勉誠出版、2017年)、「『今鏡』における源有仁家の描き方―鎖連歌記事とその情報源―」(『古代中世文学論考』第34集、新典社、2017年)、「『和歌初学抄』所名注記の検討―歌枕と修辞技法―」(『中世文学』第62号、2017年)、「『長短抄』と『竹園抄』」(『廣木一人教授退職記念論集 日本詩歌への新視点』風間書房、2017年)等。『古典籍索引叢書 宮内庁書陵部蔵『類標』』(ゆまに書房、2017年)監修。
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