境界に立ち現れる身体・音・モノ―
「驚異」と「怪異」に共通する「異」なるものへの視線は、自己と他者、自己と宇宙の境界認識によって形作られるものであり、自然の中での人間の立ち位置を映し出す鏡でもある。
その「驚異」と「怪異」の表象を、ユーラシア大陸の東西の伝承・史料・民族資料・美術品に探り、「自然」と「超自然」の境界領域、「この世」と「あの世」の心理的・物理的距離感、境界に立ち現れる身体・音・モノなどについて、総勢25名の豪華執筆者が学際的に考察する。
【関連企画】特別展「驚異と怪異――想像界の生きものたち」
国立民族学博物館(2019年8月29日(木)~ 11月26日(火))
http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/special/20190829kyoui/index