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日本の真北にあたる東シベリアで話されているチュルク系言語であるサハ語。長年のフィールド調査による記述研究から、一見すると複雑なサハ語の形態音韻交替や形態統語法を言語研究一般へも資する形で整理する。統語的派生、二重対格使役文、非人称受動文などの言語類型論的な特異性にも注目。サハ語の初の記述研究書!
江畑冬生(えばた・ふゆき)1977年生まれ。新潟大学人文学部・准教授。専門は言語学、チュルク諸語研究(特にサハ語およびトゥバ語を現地調査により研究)。2012年に博士論文『サハ語名詞類の研究―接辞法と統語機能を中心に』を東京大学大学院に提出し、博士号を取得。主な論文に「サハ語(ヤクート語)の「双数」の解釈―聞き手の数からの分析」(『言語研究』151号、63-74)や「トゥバ語の証拠性を表すとされる接辞-dirの機能―話し手・聞き手の認識からの説明」(『北方言語研究』第9号、31-39)がある。
★関連書籍(巻末広告より)★ ●児倉徳和 著『シベ語のモダリティの研究』 ●リュドミーラ・クラピーヴニク/水上則子 著『ことわざと成句が語るロシア文化』 ●山田仁史・永山ゆかり・藤原潤子 編『水・雪・氷のフォークロア 北の人々の伝承世界』> ●永山ゆかり・吉田睦 編『アジアとしてのシベリア ロシアの中のシベリア先住民世界(アジア遊学227)』