ソウダイチュウゴクトシノケイタイトコウゾウ

宋代中国都市の形態と構造

伊原弘 著
ISBN 978-4-585-22069-5 Cコード 3022
刊行年月 2020年6月 判型・製本 A5判・上製 360 頁
キーワード 美術,中国,東アジア,世界史

定価:4,950円
(本体 4,500円) ポイント:135pt

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書籍の詳細
古地図と絵図を片手に現代にいきづく宋代都市へわけいる

宋代は中国の経済、文化が大きく発展した時代である。その結果、都市の構造や人々の生活も変化した。
遺された貴重な地図や絵図などの史料を丹念に読み込み、唐と宋のあいだに横たわる画期を描き出す。

 

 

目次
はじめに

総 論 中国中世の都市景観─宋代江南都市の実像を求めて─

第Ⅰ部 都市地図の解析と構造
 第一章 唐宋時代の浙西における都市の変遷─『宋平江図』解読作業─
 第二章 江南における都市形態の変遷─宋平江図解析作業─
 第三章 宋・元代の南京城─宋代建康府復元作業─
 第四章 『加摹乾隆京城全図』を論ず─「法源寺」界隈を手がかりに─

第Ⅱ部 清明上河図の風景
 第五章 張択端『清明上河図』と宋都開封の風景
 第六章 『清明上河図』と北宋末期の社会
 第七章 描かれた北宋末期華北の聚落の景観─かさねて『清明上河図』をよむ─

第Ⅲ部 宋代都市社会の景観
 第八章 泉州の異邦人と外来宗教
 第九章 都市臨安における信仰を支えた庶民の経済力─石刻史料の解析を事例に─
 第十章 宋代台州臨海県における庶民の経済力と社会─寺観への寄付金一覧表から─
 第十一章 河畔の民─北宋末の黄河周辺を事例に─

後記
初出一覧
索引
プロフィール

伊原弘(いはら・ひろし)
1944年生まれ。城西国際大学国際人文学部講師。中国都市史、社会史を中心に旺盛な研究・執筆活動を展開。
『宋と高麗』(『世界の歴史』7「宋と中央ユーラシア」、中央公論新社、1997年)、『清明上河図』をよむ』(編著、勉誠出版、2003年)、『宋銭の世界』(編著、勉誠出版、2009年)、『中国都市の形象』(勉誠出版、2009年)『「清明上河図」と徽宗の時代』(勉誠出版、2011年)など多くの編著書がある。

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