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広く親しまれ誰もが知っていながら、歌詞の意味、内容がよく分からない童謡や、わらべうたの句を取り入れた唱歌、また、わらべうたなどを9曲取り上げ、歌詞の表現を言語と文学とを密接に関連づけて、言語的文学的に考察した。【本書の特色】広く知られている童謡・わらべうたについて、詳細、精密に、表現と言語面から分析し、世間で話題にされる誤解や俗解を正し、その作品の歌意、主題と価値を解明した。
若井勲夫(わかい・いさお)京都産業大学名誉教授。専門は国語学・国文学。主著に『教科書をどうすべきか 国語科編(教育刷新への提言シリーズ 第2巻)』(日本工業新聞社、1982年)、『京都府の方言』(共著、京都府教育委員会、1987年)、『国語論考―語構成的意味論と発想論的解釈文法』(和泉書院、2016年)、『唱歌・童歌・寮歌―近代日本の国語研究』(勉誠出版、2017年)、『和気清麻呂にみる誠忠のこころ―古代より平成に至る景仰史』(ミネルヴァ書房、2017年)など。