チュウセイジインノブッポウトシャカイ

中世寺院の仏法と社会

永村眞 編
ISBN 978-4-585-31001-3 Cコード 3015
刊行年月 2021年6月 判型・製本 A5判・上製 640 頁
キーワード 仏教,日本史,中世

定価:13,200円
(本体 12,000円) ポイント:360pt

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書籍の詳細

中世日本において寺院は、宗教的な施設のみならず、貴顕や武士等、様々な人々が行き交う、政治・経済・文化形成にも大きな影響を有した場であった。
しかし、諸寺院内部で伝持されてきた史料群は、その特質からアクセスが容易ではなく、編者らによる寺院史料の調査・研究の方法論の構築により、近年、大きな研究の進展を見せるようになった。
畿内近国、関東に所在する諸寺院に伝来する史料群の博捜により、寺内・寺外の僧俗の社会的かつ宗教的な関わりのなかで、「日本仏教」を形づくる多彩な仏法とその発展を実現した寺院社会の構造と思想的背景を立体的に描き出し、中世寺院の歴史的特質と展開を明らかにする貴重な成果。
中世日本を読み解くための必読の書。

 

 

目次
はしがき 永村眞

Ⅰ 醍醐寺の法流と修学
中世醍醐寺の顕・密「聖教」と法儀 永村眞
南北朝内乱と清浄光院房玄 石田浩子
南北朝期から室町前期における理性院流と太元帥法別当職の相承―理性院宗助と大覚寺證菩提院光覚の対立― 佐藤亜莉華
醍醐寺三宝院門跡満済の教学活動 姜 錫正
醍醐寺・根来寺と田舎本寺との寺僧交流―尾張国万徳寺を通して― 藤井雅子
「義演准后日記」とその紙背文書 関口真規子
修法と秘号―五大虚空蔵法を通して― 井上清子
醍醐寺所蔵「野月」と松橋流秘点 高橋恵美子

Ⅱ 寺院の法会と社会
中世南都の法華会 高山有紀
「春日権現験記絵」の編纂者 坪内綾子
中世東寺の修学活動―西院と観智院― 西弥生
十五世紀における北野社領西京と西京神人 三枝暁子
春日社神供備進と興福寺学侶 高山京子
室町将軍家の比丘尼御所と根本所領 小谷量子

Ⅲ 中世の仏法と寺院
摂関期・院政期における聖徳太子信仰と女性―四天王寺に集った女性たち― 榊原史子
鎌倉前期寺院社会の禅宗理解 矢野立子
中世「律院」と「結界」 飯田晶子
中世鑁阿寺の寺内組織 中田愛
雑賀衆の戦いと鈴木孫一 三浦早織

あとがき 藤井雅子
執筆者一覧
プロフィール

永村眞(ながむら・まこと)
1948年生まれ。日本女子大学名誉教授、人間文化研究機構理事、東大寺学術顧問。専門は日本中世史・中世仏教史。
著書に『中世東大寺の組織と経営』(塙諸房、1989年)、『中世寺院史料論』(吉川弘文館、2000年)、『中世醍醐寺の仏法と院家』(吉川弘文館、2020年)などがある。

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