コレクショントアーカイヴ

コレクションとアーカイヴ

東アジア美術研究の可能性
板倉聖哲・塚本麿充 編
ISBN 978-4-585-37000-0 Cコード 3071
刊行年月 2022年1月 判型・製本 A5判・上製 520 頁
キーワード アーカイブズ,美術,東アジア

定価:10,450円
(本体 9,500円) ポイント:285pt

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書籍の詳細

世界中に散在する東アジアの美術作品を体系的に捉えるためには、画像はもとより、その所在情報、そして、その作品を含むコレクションの来歴などを、アーカイヴとして整備し、研究のプラットフォームを作り上げていくことが不可欠である。
半世紀に及ぶ継続事業を経て、近年三編の完結を見た『中国絵画総合図録』は、その先駆的な営為として特筆すべきものである。
アーカイヴ構築のために先人はどのように考え、行動してきたのか。これからのデジタル・アーカイヴの時代にどのように対応し、展開していくのか。
東アジア美術研究を領導する豪華執筆陣による論考を収載、コレクションとアーカイヴの連環がもたらす最先端の研究視角を鮮やかに提示する。

 

 

目次
はじめに 板倉聖哲

Ⅰ 東アジア美術研究・過去から未来へ―コレクションとアーカイヴ
東洋文化研究所東アジア美術研究室 半世紀の歩み―『中国絵画総合図録』三編完結まで 板倉聖哲
附 参考資料 歴代教授履歴業績
正倉院宝物と中国の死後世界 ユキオ・リピット/呂晨晨
唐絵研究の可能性―半島由来絵画を中心に 井手誠之輔
二十世紀前期の文物調査と中国美術史の発展 石守謙(飛田優樹訳)

Ⅱ 東アジア美術研究の現在
受戒と仏像 長岡龍作
唐宋画牛考 竹浪遠
宋帝后画像について―東アジア中世の帝王画像における宗教性と世俗性 陳韻如(前田佳那訳)
後堀河院の絵巻制作と蓮華王院宝蔵 増記隆介
浄土五祖像の成立をめぐって 朝賀浩
惟肖得巌賛李白観瀑図試論―馬遠派観瀑図の受容 救仁郷秀明
洞天福地への旅―明代蘇州における旅行絵画の一側面 植松瑞希
東アジア絵画史の視点から考える花鳥画研究―呂紀と沈銓・南蘋派を例に 黄立芸(植松瑞希訳)
アーカイヴとしての狩野派模本 田沢裕賀
中国近代と仏教絵画―金石から人物表現、アジア認識へ 塚本麿充
「旧王孫」が紡いだ詩画の縁―溥儒と須磨弥吉郎、そして伊藤紫虹の「合作」について 呉孟晋

おわりに 塚本麿充
執筆者一覧

東亞美術研究的可能性―收藏與圖像檔案庫 中文摘要
プロフィール

板倉聖哲(いたくら・まさあき)
1965年生まれ。東京大学東洋文化研究所教授。専門は中国を中心とした東アジア絵画史。
著書に『李公麟「五馬図」』(羽鳥書店、2019年)、『アジア仏教美術論集 東アジア4(南宋・大理・金)』(共著、中央公論美術出版、2020年)などがある。

塚本麿充(つかもと・まろみつ)
1976年生まれ。東京大学東洋文化研究所教授。専門は中国絵画史。
著書に『北宋絵画史の成立』(中央公論美術出版、2016年)、『台北・國立故宮博物院―神品至宝』図録(共編、東京国立博物館、2014年)、『アジア仏教美術論集東アジア3(五代・北宋・遼・西夏)』(共編、中央公論美術出版、2021年)などがある。

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