チクマガワノホトリニテ

千曲川のほとりにて

二十歳代 詩作ノート
竹本忠雄 著
ISBN 978-4-585-39509-6 Cコード 0095
刊行年月 2022年4月 判型・製本 四六判・並製 192 頁
キーワード 詩歌

定価:2,200円
(本体 2,000円) ポイント:60pt

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書籍の詳細
『未知よりの薔薇』は、どこから生まれたか?
狂熱の孤独と意志につらぬかれた、若き日の詩人の自画像。

自伝的長篇『未知よりの薔薇』を出版したあと、著者の心は、次なる時間サイクルへではなく、その振り出し―二十歳代へと帰っていった。
古い三冊の「詩作ノート」の埃を払うと、そこに強烈な孤独と意志につらぬかれた若き日の詩人の自我像が浮かびでてきた。詩を書くことで彼は幻視することを学んでいたのだ。
「いまや若き詩人の影はひそやかに私の心に浸透し、未知なる光の中で揺らめいている」と述懐するスペイン詩・文学・ミスティシズム専攻の、安倍三﨑の陰影濃きエッセイ「失われし詩人を求めて」を巻末に附し、六十年の歳月をこえて立ち昇る千曲川の瀬音との共振を聞く。


執行草舟 推薦!
若き詩人の、この憧れを見よ!
著者のもつポエジーは、現代の日本を撃つだろう。
魂の清純が、震えている。

 

 

目次
自序

ノートⅠ 千曲川のほとりにて(一九六一年/29歳)

ノートⅡ 詩作十年(一九五二―六二年/20―29歳)
春堤/巫女/不在の渚に/夜が日々のなかを/昼をむなしく/花びら/裏景色/予感/気配/波の弦―ポール・クレーに寄す/飛箭―愛のはじめ/

ノートⅢ 詩作のための断章(一九五九―六一年/27―29歳)
比喩/《Trahir》の一語をめぐって/川端康成の『雪国』/ノートの最初の部分を読みかえして/詩と生/エッセイの形式について/夜の公園から/ある夜/ある対話/私の美術鑑賞―宋元画を観る/波動(詩)/石庭をめぐって/もし明日死ぬるとしたら

失われし詩人を求めて      安倍三﨑
青春の影/鏡に映す自己/千曲川の瀬音/詩と夢と/見いだされし詩人
プロフィール

竹本忠雄(TAKEMOTO Tadao 1932 ~)
文芸評論家。東西文化交流を主軸に多年、日仏両国語で創造的活動に従事。特にA・マルローと霊性的日本との契り、皇后美智子さまの御歌の仏訳紹介で深層の相互理解に資した。
代表作『マルローとの対話』、『皇后宮美智子さま 祈りの御歌』、『パリ憂国忌』、『ノストラダムス・コード』、詩集『CONCERTO』のほか、自伝的文学作品『未知よりの薔薇』全八巻を令和三年に刊行した。かたわら、目に余る外地の反日メディアに対して、日本文化防衛戦を提唱し、単身、第一線で活躍した。

安倍三﨑(ABE Misaki 1980 ~)
東京外国語大学スペイン語学科 言語学コース修了。
サラマンカ大学にてスペイン語認定証最上級D.E.L.E. superior取得。現在、執行草舟コレクション/戸嶋靖昌記念館 主席学芸員。
訳書に日本・スペイン外交関係樹立150周年/サラマンカ大学800周年記念出版『ベラスケスのキリスト』(ミゲール・デ・ウナムーノ 著、執行草舟 監訳、法政大学出版局刊)。

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