ドウキョウブンカトニホン

道教文化と日本

陰陽道・神道・修験道
日本道教学会 編
ISBN 978-4-585-31020-4 Cコード 1014
刊行年月 2025年3月 判型・製本 A5判・並製 432 頁
キーワード 東アジア,中国,思想,哲学,宗教,仏教,文化史,美術

定価:4,180円
(本体 3,800円) ポイント:114pt

数量 :
remove add
この書籍は近日刊行予定です。この商品をご注文いただいた場合には刊行後の発送となります。実際の刊行時期は、予定と多少異なる場合がございますので、あらかじめご了承下さい。
書籍の詳細

東王公・西王母、司命・司籍、泰山、雷神、太歲、竈神(庚申信仰)、墓葬壁画にみえる四神と仙人、
神器としての鏡、剣、玉、民間に流伝した風習や伝説、術数、風水、医薬学……。
古来、日本文化の中に見られる様々な道教的要素。
道教は、いつどのように日本に伝来したのか。
道教の東アジア的広がりは、日本にどのような影響をもたらしたのか。
「道教的な要素」は、果たして本当に道教に由来していると言えるのか。
由来や存在形態などに未だ不明な部分が多い、日本における「道教文化」。
陰陽道、神道、修験道、そして仏教など、多角的な視点から文化要素の問題を再検討し、日本における需要のありかたや、日本文化への影響を解き明かす。

 

 

目次
はじめに 土屋昌明

総論
道教とは何か―唐代の道教を中心に 酒井規史
唐の玄宗からみた道教の日本への伝教 土屋昌明

第1部 陰陽道と道教
古代日本と道教―陰陽道成立の前提として 細井浩志
陰陽道の祭祀と道教 山下克明
日本における「盤法」と唐土「雷公式」 西岡芳文
道教の反閉と陰陽道の反閇 松本浩一
【コラム】道教の方術 松本浩一
【座談会】道教と陰陽道の関係をいかに研究するか 西岡芳文・山下克明・細井浩志・松本浩一/土屋昌明(司会)

第2部 神道と道教
中世神道における道教受容―特に鎌倉時代の両部・伊勢神道書について 伊藤聡
【コラム】神道に残る道教文献―『老子述義』『北斗経』『修真九転丹道図』を中心に 松下道信
平安時代の蓍亀占について 奈良場勝
【コラム】陰陽五行説と中世神道論―附・『東家秘伝』小考 原克昭
平田篤胤と道教の洞天思想 森瑞枝・土屋昌明

第3部 修験道と道教
道教と山岳信仰・修験道 鈴木正崇
修験道と道教―英彦山修験にみられる道教的要素の分析から 須永敬
山岳修験遺跡に見る道教思想の影響 山本義孝
中国の山岳信仰―名山への巡礼と峰への遊行 土屋昌明

第4部 混淆する道教文化
唐代密教史における道教的要素が存在する経典の成立背景について 岩崎日出男
諸教混淆と中世社会―福神・狐憑き・陰陽師 芳澤元
展望 和製尸解譚の軌跡 中前正志
三教一致説の展開―儒仏道から『先代旧事本紀大成経』の儒仏神へ 石井公成

あとがき
執筆者一覧
プロフィール

日本道教学会
道教並びに広く東洋の民族的宗教・文化に関する諸般の研究を推進し、会員相互の連絡を計ることを目的とする。

おすすめ

  [詳細]
本 かたちと文化

本 かたちと文化

大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館 編
定価:3,080円
(本体 2,800円)
日本人にとって教養とはなにか

日本人にとって教養とはなにか

鈴木健一 著
定価:3,850円
(本体 3,500円)
織田信長文書の世界

織田信長文書の世界

公益財団法人永青文庫・熊本大学 永青文庫研究センター 編
定価:3,080円
(本体 2,800円)
世界の絵本・作家 総覧

世界の絵本・作家 総覧

O.L.V.(おおぶ文化交流の杜図書館ボランティアグループ)・おおぶ文化交流の杜図書館 編
定価:22,000円
(本体 20,000円)
ショッピングカート