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洛中洛外図屛風についての既発表論文17本を最新の知見より改訂し、研究史、名称、成立背景、受容と伝来、系統分類、景観年代、金雲の形状、貼り札について考察した新稿16本を加えた、研究の集大成。室町時代後期の洛中洛外図のみならず、江戸時代前期・中期の作品も取り上げ、洛中洛外図屛風を体系的に明らかにする。関連作品を網羅した作品一覧、貼り札のある作品の文字を書き起こした貼り札一覧も収載。歴史学、美術史、建築学、文化史など広く隣接分野に寄与する画期的成果。
大塚活美(おおつか・かつみ)1959年、滋賀県に生まれる。立命館大学文学部史学科日本史学専攻を卒業後、1982年より京都府に学芸員として勤務(京都府立総合資料館、京都文化博物館、京都学・歴彩館)。その間に佛教大学歴史学科修士課程を修了。認証アーキビスト。退職後は京都府立大学非常勤講師。高島市と竜王町の文化財保護審議会委員。主な著書に『日本歴史地名大系 滋賀県の地名』(共著、平凡社、1991年2月)、『図説安倍晴明と陰陽道』(共著、河出書房新社、2004年8月)、『石の文化財から探る滋賀の歴史』(サンライズ出版、2024年11月)などがある。