エドノダイミョウカシン

江戸の大名家臣団

仲泉 剛 著
ISBN 978-4-585-32089-0 Cコード 3021
刊行年月 2026年2月 判型・製本 A5判・上製 368 頁
キーワード 日本史,幕末,江戸,近世

定価:11,000円
(本体 10,000円) ポイント:300pt

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書籍の詳細

近世の大名は、一万石以上の領地を持つ、領主であるとともに、徳川将軍家に従属し様々な公務を果たした。
その拠点となった江戸藩邸は、藩主とともに多くの家臣団を置いたことから、規模は小さいが、国元藩庁と類似した藩庁組織が展開した。

従来都市史によって位置付けられてきた江戸詰武士を大名家臣団として捉え、藩政や国元との関係性を踏まえつつ、江戸詰の実態や彼らの存在形態を考察。
彼らが藩社会において担った役割について検証する。

 

 

目次
序 章 本書の課題と構成
一 研究史の整理
二 本書の課題と分析視角
三 本書の構成

第一部 江戸藩邸の職制と家臣団編成
第一章 鳥取藩江戸藩邸における職制の復元的考察
はじめに
一 鳥取藩江戸藩邸の家臣団
二 江戸定詰の職制
三 江戸勤番の職制
おわりに

第二章 鳥取藩における江戸勤番の職制と編成
はじめに
一 江戸勤番の編成原理
二 江戸勤番の編成実態
おわりに

第三章 鳥取藩士の江戸勤番とその意義―保障制度とキャリアの観点から―
はじめに
一 江戸御番の概要
二 江戸御番に関する政策
三 江戸勤番とキャリア
おわりに

第四章 鳥取藩江戸藩邸における職制の形成過程―留守から藩庁へ―
はじめに
一 江戸藩邸の留守体制
二 御留守居の変遷―江戸家老・江戸御用人の成立―
三 御聞役の成立と展開
おわりに

第五章 鳥取藩における「江戸定詰」家の成立―「藩士家譜」を手掛かりに―
はじめに
一 「藩士家譜」と江戸定詰
二 「江戸定詰」家の成立
おわりに

第六章 一八世紀における鳥取藩江戸定詰の変容―交代制から世襲制へ―
はじめに
一 鳥取藩江戸定詰の歴史的転換期
二 一八世紀後半以前の江戸定詰
三 江戸定詰に対する藩士の認識
おわりに

第七章 藩庁の二重構造と藩政運営の特質―一八世紀後半に注目して―
はじめに
一 藩庁日記の作成と補完システムの確立
二 藩主の継嗣問題と家臣団の対立構造
おわりに

第二部 藩士の江戸体験と藩社会
第八章 近世後期における加賀藩江戸勤番武士の娯楽と交流
      ―勤番長屋における「参会」を素材に―
はじめに
一 加賀藩の「参会」に対する政策
二 加賀藩江戸勤番武士の「参会」の実態
おわりに

第九章 近世後期における加賀藩江戸勤番武士の外出行動
      ―外出時の作法形成とその意義―
はじめに
一 諸藩における規則の制定
二 加賀藩江戸勤番武士の外出行動の実態
おわりに

第一〇章 近世後期における加賀藩江戸勤番武士の食生活
       ―食習慣・食好みの観点から―
はじめに
一 海保青陵の風土認識と食文化
二 近世後期における江戸勤番武士の食生活
三 馳走慣行とその食事内容
おわりに

第一一章 幕末維新期における庄内藩士の江戸体験―江戸体験の伝達過程―
はじめに
一 犬塚甚之助の江戸勤番
二 「東役飛翰」の特徴
三 「東役飛翰」の内容
四 「東役飛翰」の利用
おわりに

終 章 本書の成果と課題
一 本書の成果
二 今後の課題

あとがき
成稿一覧
索 引(人名索引・研究者名索引・事項索引)
プロフィール

仲泉 剛(なかいずみ・つよし)
1993年 石川県生まれ
立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得満期退学 博士(文学)
現在 公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団 横浜市歴史博物館学芸員
   公益財団法人徳川黎明会 徳川林政史研究所非常勤研究生
   立正大学文学部非常勤講師

主な著書・論文
仲泉剛・萱場真仁『林政史ブックレット尾張藩の林政と森林文化④ 四季折々の暮らしと文化―江戸時代の“かしも生活”②―』(公益財団法人徳川黎明会 徳川林政史研究所、 2021年3月)
仲泉剛・林幸太郎『林政史ブックレット尾張藩の林政と森林文化⑨ 人・物・お金にみる山村の暮らし―江戸時代の“かしも生活”④―』(公益財団法人徳川黎明会 徳川林政史研究所、2024年3月)
「一九世紀、用水組合の運営と村落社会―武州幡羅郡下奈良村飯塚家を事例に―」(『熊谷市史研究』第13号、熊谷市、2021年3月)
「「忍領普請組合」に関する一考察―用水堰普請組合に注目して―」(『熊谷市史研究』第15号、熊谷市、2023年3月)

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