ホソカワケシリョウトシセキガツタエルキンセイショキキリシタンノシンコウトシュンジュン

細川家史料と史跡が伝える 近世初期キリシタンの信仰と逡巡

禁教をめぐる群像
稲葉継陽 編
ISBN 978-4-585-32091-3 Cコード 1021
刊行年月 2026年3月 判型・製本 A5判・並製 216 頁
キーワード 宗教,日本史,戦国時代,中世

定価:3,850円
(本体 3,500円) ポイント:105pt

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書籍の詳細
世界文化遺産にもなった潜伏キリシタンの歴史と実像を知るための貴重なガイドブック!

過酷な状況下にあった戦国動乱期以降の日本社会や共同体の形成・変容を考えるとき、
一六世紀末におけるキリスト教の爆発的拡大と一七世紀の禁教の問題は、
見落とすことの出来ない重要なテーマである。
信仰と禁教の間で、庶民たちは、そして領主や家臣たちは、何を考え、どのように動いたのか――
細川家に伝来したキリシタンの動向と禁教政策の実態を示す文書・記録資料を紐解き、
各地の貴重な史跡と共に分析・解説。
名もなき信仰者や弾圧者たちの心性を探ることで17世紀の社会と人間を描き出す。

 

 

目次
はじめに◎稲葉継陽

第Ⅰ部 細川キリシタン群像◎稲葉継陽・鬼束実里
第1回 禁教令と「転び証文」
 十字章の墓 旧領にひっそりと
第2回 「転び」と「立ち帰り」
 信仰の深さ 仮想現実で体感
第3回 細川忠興と加賀山隼人
 小倉教会に残る信仰の証
第4回 転ばぬ重臣 小笠原玄也
 宗派の垣根越えて祈り
第5回 密告賞金制度がもたらしたもの
 国際港下の信仰 足跡残る
第6回 弾圧に芽生えた救い
 仏教徒と一緒に弔う
第7回 「天草四郎」の実像
 島原へと続く 静かな有明海
第8回 天草キリシタン郡浦潜入事件顛末
 数百年前の息遣い 今も
第9回 南有明海域の反乱
 一揆緒戦の火ぶた切られる
第10回 一揆からの脱出者たち
 交通の要所 にぎわった宿場町
第11回 原城総攻撃前夜
 丘陵の城 目と鼻の先で対峙
第12回 原城総攻撃
 破壊された城跡 大量の人骨
第13回 原城攻めへの住民動員
 石碑に託した平和への願い
第14回 「四郎首」取った陳佐左衛門
 一揆の痕跡 玉名の干拓地史に四郎が最期迎えた「家」跡
第15回 大友宗麟三男・松野半斎の生涯
 死を目前に最後の祈り
第16回 「天草五人衆」の子孫たち
 南蛮文化繁栄 戦争の拠点にも
第17回 島原・天草一揆の歴史的性格
 一揆勢の様子 発掘で浮き彫り
第18回 島原・天草一揆が日本歴史に残したもの
 四〇〇年続く供養 平和の尊さ問う
第19回 牢屋のキリシタンたち
 あの世との境目 高麗門
第20回 一庶民キリシタンの物語
 「団子地蔵」 今生の別れ惜しむ

第Ⅱ部 論考篇 細川家のキリシタン史料
キリシタン重臣加賀山隼人と細川忠興◎稲葉継陽・後藤典子
細川家文書にみる近世初期キリシタン穿鑿の実態―金川惣左衛門同類の穿鑿一件◎後藤典子

あとがき◎稲葉継陽
プロフィール

稲葉継陽(いなば・つぐはる)
1967年生まれ。熊本大学永青文庫研究センター教授。専門は日本中世史・近世史。
主な著書に『日本近世社会形成史論―戦国時代論の射程』(校倉書房、2009年)、『細川忠利―ポスト戦国世代の国づくり』(吉川弘文館、2018年)、『村と民衆の戦国時代史―藤木久志の歴史学』(勉誠社、2022年、清水克行と共編著)、『近世領国社会形成史論』(吉川弘文館、2024年)などがある。

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