アジア遊学316
シュウキョウノダイナミズム

宗教のダイナミズム

アジアの地域形成を読み解く
宮坂清 編
ISBN 978-4-585-32562-8 Cコード 1314
刊行年月 2026年3月 判型・製本 A5判・並製 208 頁
キーワード 社会学,民俗学,キリスト教,宗教,世界史,日本史

定価:3,080円
(本体 2,800円) ポイント:84pt

数量 :
remove add
この書籍は近日刊行予定です。この商品をご注文いただいた場合には刊行後の発送となります。実際の刊行時期は、予定と多少異なる場合がございますので、あらかじめご了承下さい。
書籍の詳細
宗教と地域の関係を動態的に捉え直す

私たちが生きる「地域」は、常に変化し続けている。その過程に宗教はいかに関与しているのだろうか。受け継がれてきた歴史や民俗、街に点在する神社仏閣や教会、宗教家や政治家の活動、さらにはインターネットを通じた信念や価値観の流通…。これらは相互に結びつきながら、地域の生成、維持、変容に作用してきた。
地域を固定的な地理単位としてではなく、人々の日常的実践の反復を通じて形づくられる文化的特性=ローカリティ(「地域性」)概念を手がかりに動的なものとして捉え、地域形成や国家統治、戦争、植民地支配、家族形成といった多様な局面において、宗教が果たしてきた実践的な作用を歴史学・神学・国際政治学・文化人類学など多様な視点から検討する。

 

 

目次
はしがき  宮坂清

第Ⅰ部 宗教が形づくる地域
十六世紀日本の対欧外交の展開と宗教理解  鹿毛敏夫
高山右近にみるキリシタン信仰が地域社会に与えた影響  宮原奈美恵
韓国の民衆とキリスト教―『民衆神学』とフェミニズムの視点  神山美奈子
名古屋市におけるイスラーム教徒の足跡を辿る―一九八〇年代の関連諸団体に関する考察から  吉田達矢

第Ⅱ部 宗教が表象する地域
伊勢神宮を軸に読む『徒然草』  メイヨー・クリストファー
【コラム】兼好法師の「吉田」像と『徒然草』  メイヨー・クリストファー
毛利清雅の言論とそこに垣間見える宗教的影響における一考察―大逆事件期(一九一〇~一九一一)の『牟婁新報』記事分析を中心として  榎澤幸広
多数派移民のマイノリティ性―ハワイの日系コミュニティの地域化を例にして  増田あゆみ
【コラム】ハワイのローカル・カルチャー(Local Culture )  増田あゆみ
ラダックのアイデンティティ運動とチベット仏教  宮坂清

第Ⅲ部 宗教が枠づける地域
梁武帝の捨身と戦争  会田大輔
「大東亜戦争」とアチェの抗日反乱  佐伯奈津子
『《世界》がここを忘れても―アフガン女性・ファルザーナの物語』のその後―ターリバーンの復権以後の決意と抵抗、そして連帯  清末愛砂
【コラム】アフガン人の親友と絆を築く喜び―友情とシスターフッドを求めて  清末愛砂
戦争花嫁、豪日結婚から豪比結婚へ  佐竹眞明
あとがき  宮坂 清
プロフィール

宮坂 清(みやさか・きよし)
名古屋学院大学国際文化学部准教授。専門は文化人類学、宗教社会学。主な論文に「インド、ラダックにおける仏教ナショナリズムの始まり―カシミール近代仏教徒運動との出会い」(櫻井義秀編『現代中国の宗教変動とアジアのキリスト教』北海道大学出版会、2017年)、「日本におけるチベット仏教―ダライ・ラマ来日時の交流を手がかりに」(『日本における外来宗教の広がり―21世紀の展開を中心に』宗教情報リサーチセンター、2019年)、「ラダックのアイデンティティ運動―もうひとつの『カシミール問題』」(鹿毛敏夫編『交錯する宗教と民族―交流と衝突の比較史』勉誠出版、2021年)などがある。

関連商品

おすすめ

  [詳細]
ラジオの技術・産業の百年史 増補改訂版

ラジオの技術・産業の百年史 増補改訂版

岡部匡伸 著
定価:7,700円
(本体 7,000円)
学校図書館概論

学校図書館概論

金沢みどり・雪嶋宏一 監修/雪嶋宏一・須永和之 編著
定価:2,750円
(本体 2,500円)
図書館員をめざす人へ 増補改訂版

図書館員をめざす人へ 増補改訂版

後藤敏行 著
定価:2,640円
(本体 2,400円)
戦後出版文化史のなかのカストリ雑誌

戦後出版文化史のなかのカストリ雑誌

石川巧 編集代表/カストリ雑誌編集委員会 編
定価:3,080円
(本体 2,800円)
ショッピングカート