戦国時代の研究は日々進化を遂げている。
それを支えているのは、古文書をはじめとする新たな史資料の発見・発掘である。
これら古文書は、そこに記載された文字情報に重きを置かれることが多いが、モノとしての古文書のあり方に目を向けると、そこにはより多くの情報が残されている。
定型の文言、花押、印判、紙の大きさ、折り方、封の仕方など、文書がどのようなルールに基づいてしたためられているのか=「書札礼(しょさつれい)」。
また、文書の作成者(発給者)と受信者(受給者)との関係性は如何なるものであったのか、どのようなきっかけで文書が作られ、なぜ伝来してきたのか=「当事者主義(とうじしゃしゅぎ)」。
古文書を読み解くための重要な二つの視点を駆使し、近年、新史料の発見や既存の見解の捉え直しにより研究の進展が激しい今川氏について、最新の研究、これからの論点を詳細に解説。
「豊臣兄弟!」ほか、さまざまな大河ドラマの古文書考証を務め、古文書の見方・読み方に精通した著者による、古文書から歴史を読み解くための入門の一冊!