大正時代の官僚は米欧で何を見たのか―
大正十年、逓信大臣の命を受けて、米欧の郵便や電話等の状況の視察調査に向かった一人の官僚がいた―。
彼は、アメリカ・イギリス・ドイツなど、米欧計八か国を巡り、日々綿密な日記をつけていた。そこには海外の国々に抱いていた憧憬と現実、現地の人々と親交を結んでゆく様子、訪れた劇場や美術館等での観賞の記録などが、自らの感情を交えて克明に記されていた。
一九二一年から二二年までの米欧視察中に書かれた日記を丁寧に翻刻。
写真や絵葉書などの、当時の米欧の様子を知ることのできる多数の図版、また、詳細な注釈を記載。
一〇〇年前の米欧の様子を、一人の日本人の視点から知ることのできる示唆に富んだ一冊。
【本書の特色】
・1921年から1922年までの米欧視察中に書かれた日記を翻刻。時系列に沿ってまとめた一冊。
・写真や絵葉書などの、当時の米欧の様子を知ることのできる図版42点を掲載。また、各ページに詳細な注釈を記載。
・単調な記述ではなく、会話も交えながら情緒的に記述されており、五島が米欧で過ごした日々の生き生きとした様子を知ることができる。