人間愛叢書
ナガサキノカネ

長崎の鐘

付「マニラの悲劇」
永井隆 著
ISBN 978-4-585-01234-4 Cコード 0095
刊行年月 2009年8月 判型・製本 四六判・並製 256 頁
キーワード

定価:1,980円
(本体 1,800円) ポイント:54pt

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書籍の詳細

透徹した視点と感動的な筆致で被爆の実態をつぶさに描いた名作が、当時GHQにより付された「マニラの悲劇」をあわせ、衝撃的な初版の姿でよみがえる。
オバマ大統領演説、北朝鮮核問題…いまこそ読みたい「核の悲劇」の実相。
悲劇のなかの人間愛を問う。

*『長崎の鐘』
医学博士・永井隆(長崎医大の診察室にて被爆)による、原爆投下直前から、終戦の日までの長崎の惨状を描いた随筆。
GHQの検閲により出版の許可がすぐに下りず、GHQによるマニラ大虐殺の記録集である『マニラの悲劇』との合本とすることを条件に1949年に出版され、空前のベストセラーとなった。


 

 

目次
永井博士のために
自序

一、その直前
二、原子爆撃
三、爆撃直後の情景
四、救護
五、その夜
六、原子爆弾の力
七、原子爆弾傷
八、三山救護班
九、原子病
一〇、原子病療法
一一、壕舎の客
一二、原子野の鐘

「マニラの悲劇」
第一章 スペイン人居住民の蒙りたる被害
第二章 ラ・サール学校の虐殺
第三章 日本軍によるキリスト教教会の破壊
第四章 日本軍による赤十字病院の破壊、看護婦および患者の殺戮
第五章 地下牢における餓死
第六章 日本軍による幼児刺殺および街路上の非戦闘員射撃
第七章 日本軍の婦女子に対する縛手、殴打、殺害の事実
第八章 日本軍による器物への放火、婦女子の焼殺
第九章 日本軍による一般市民の大量虐殺
第十章 日本軍による少女の乳首および幼児の腕の切断
第十一章 これらの事実は否認することはできない

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